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伝説のサーファー、レイアード・ハミルトンの半生を描いたドキュメンタリー

世界的サーファーのレイアード・ハミルトンとロバート・ケネディの末娘ロリー・ケネディ監督
世界的サーファーのレイアード・ハミルトンとロバート・ケネディの末娘ロリー・ケネディ監督

 世界的サーファーのレイアード・ハミルトンが、自身を題材にしたドキュメンタリー映画『テイク・エブリ・ウェーブ:ザ・ライフ・オブ・レイアード・ハミルトン(原題) / Take Every Wave: The Life of Laird Hamilton』について、10月5日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントでロリー・ケネディ監督と共に語った。

【動画】レイアード・ハミルトン出演『ファースト・グライド』

 本作は、トウインサーフィン(ジェットスキーに牽引してもらいビッグウェーブに乗るスタイル)の先駆者的存在である伝説のサーファー、レイアード・ハミルトンの半生を描いたドキュメンタリー。問題児だった子供の頃から、危険を顧みず世界的に評価されるサーファーになっていく過程を追った。

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 制作経緯についてケネディ監督は「わたしは長年、ニューヨークのブルックリンに住んでいたのだけど、8年前にカリフォルニアに移ったの。今作のプロデューサーで、お互いの共通の友人でもあるポール・スピーカーにレイアードを紹介されて、彼のアイデアでレイアードとわたしが今作を手掛けることになったのよ」と語る。型にはまったサーフィン映画を避け、レイアードの性格を前面に押し出した作品にしたそうだ。一方、レイアードは「知性のある女性の観点で描く方が、より観客になじみやすい映画になる可能性があると思ったんだ」と参加理由を明かした。

 自身の代名詞とも言われる“フォイルサーフィン”についてレイアードは、「今のセイリングでは、ボード自体が水中翼(ハイドロフォイル)によって押し上げられて持ち上がり、その特別な形をした水中翼をつけることによって、水面をより速く走らせることができるんだ。それは水面でのバランスの難しさを減少させる。固定されたモーターバイクに引っ張られている感じだね。だから、雨の時や大きな波にでも挑戦できるんだ」と語った。

 本作の撮影についてケネディ監督は「レイアード自身が過去にこのような撮影を経験していたから、彼や彼のクルーに頼ったわ。実際にはドローン撮影やゴープロのような小さなカメラをレイアード自身や彼のサーフボード、あるいはジェットスキーに付けたりしたの。でもジェットスキーはガタガタ揺れるし、ドローンも陸から離れすぎたら使えない。だから最も効果的な撮影はヘリコプターの撮影だったわ」とサーフィン映画ならではの苦労を明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

映画『ファースト・グライド』予告編 » 動画の詳細
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