松田龍平、将棋の初段免状に感激!挑戦者募る
俳優の松田龍平が8日、都内で行われた映画『泣き虫しょったんの奇跡』公開記念舞台あいさつに登壇。将棋文化の普及に寄与したことなどから初段の免状を贈呈され、感激していた。この日は、永山絢斗、渋川清彦、新井浩文、松たか子、窪塚愛流、豊田利晃監督、瀬川晶司五段(原作)も登壇した。
本作を通じて、将棋文化の普及に寄与したこと、瀬川五段の指導を受けて上達したことにより、公益社団法人日本将棋連盟に初段の免状を贈呈された松田。免状を受け「松田初段です」と得意気にあいさつすると、「僕に挑戦したい方がいれば、どしどし受けてたつんで」と呼び掛けた。瀬川五段いわく、得意戦法は「四間飛車で攻守にバランスの取れた棋風」だという。
映画は瀬川の自伝的小説が原作。「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇格」というプロ棋士の登竜門・新進棋士奨励会の規定により、一度は挫折を味わった“しょったん”こと瀬川が、再び夢に向かい、奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げる姿を描いた感動作だ。
7日に公開を迎え「感極まってます」と喜ぶ松田は、「いろんな人の思いが詰まった映画に出演することができて本当に幸せです。瀬川さんの半生を感じながら自分と重ねて、素晴らしい体験ができました」としみじみと語ると、「僕は素直に演じたつもりなので、その気持ちが皆さんに伝わればいいなと思います」と心を込めた。(取材:錦怜那)
映画『泣き虫しょったんの奇跡』は全国公開中