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故・星由里子さん、倍賞千恵子&藤竜也との初共演作が遺作に

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2019年春公開の映画『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』が遺作に。
2019年春公開の映画『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』が遺作に。 - (C) 2019西炯子・小学館/「お父さん、チビがいなくなりました」製作委員会

 今年5月に亡くなった女優・星由里子さんが、来春公開の映画『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』に出演していることが、昨日執り行われた「星由里子を偲ぶ会」で発表された。倍賞千恵子藤竜也と初共演を果たした本作が星さんの遺作となる。

【画像】倍賞・藤・市川が共演

 原作は結婚44年の老夫婦の秘めた想いと愛を描いた西炯子の漫画。星さんは、有喜子(倍賞)が結婚前に働いていたミルクスタンドの同僚で、夫婦の関係に波風を立てる女性・志津子を演じた。クランクアップ後のインタビューで星さんは「昔は松竹の女優さんで共演することはなかった倍賞さんとご一緒できるということで、とても楽しみにしていました。藤さんも初共演でしたけど、ウイットに富んだ素敵な男性で。とても楽しいお仕事でした」と二人との初共演を振り返っていた。

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星由里子

 映画は子供3人を育て上げ、猫一匹と平穏に暮らす夫婦(藤、倍賞)に訪れる離婚危機から始まるラブストーリー。星さんは「可愛い猫も主役のひとりですが、老夫婦の孤独と深い愛を描いた映画」と本作の印象を語っており、「若い方々は自分の両親もそうなのかなとか、感じてくれたら嬉しいですし、同世代の方々は、私達が歳を重ねた姿を見て、懐かしく心温まるものを感じてくれたら嬉しいなと思います」と観客へのメッセージを残している。

 監督は『毎日かあさん』『マエストロ!』などの小林聖太郎。夫婦の娘を市川実日子が演じている。2019年春全国公開。(編集部・小松芙未)

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