壮絶な顔面タトゥー除去手術を受けた男の実話…痛すぎる映像公開
長期にわたる壮絶なタトゥー除去手術を受けた元ネオナチのブライオン・ワイドナーの実話を基にした映画『SKIN/スキン』の予告編が公開され、痛みに耐えるブライオン(『ロケットマン』のジェイミー・ベル)の姿が明らかになった。
ネオナチ集団に育てられて数々の暴力行為に手を染め、顔面まで他人種へのヘイトを表すタトゥーだらけだったブライオンが、あるシングルマザーとの出会いをきっかけにこれまでの自分に疑問を抱き、激痛を伴うタトゥー除去手術を受ける姿を描いた本作。ブライオンに手を差し伸べたのは、彼が毛嫌いしてきた黒人の活動家だ。ブライオンはタトゥーを消すことで心にあったヘイトも消していくが、昔の仲間たちはそれをよく思わず……。予告編では憎悪の闇から抜け出そうともがくブライオンの姿が痛みと共に映し出される。
メガホンを取ったのはイスラエル出身のガイ・ナティーヴ監督で、「クレイジーな時代だけど、“相手を認める”というほんの一欠片の希望がある。それを失えば、僕たちは全てを失ってしまう」とこの物語の今語る重要性について述べている。シングルマザーのジュリー役は、『パティ・ケイク$』のダニエル・マクドナルドが務めた。(編集部・市川遥)
映画『SKIN/スキン』は新宿シネマカリテ、ホワイトシネクイント、アップリンク吉祥寺ほか5月9日より全国順次公開