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東野圭吾「さまよう刃」連ドラ化 竹野内豊&石田ゆり子が15年ぶり共演

竹野内豊(左)と石田ゆり子(右)が15年ぶり共演!
竹野内豊(左)と石田ゆり子(右)が15年ぶり共演!

 作家・東野圭吾のベストセラー小説「さまよう刃」(角川文庫刊)がWOWOWで連続ドラマ化され、5月より放送されることが決定した。主演は2009年の映画版にも出演した竹野内豊で、石田ゆり子が共演に名を連ねる。二人の共演は、2006年のドラマ「家族 ~妻の不在・夫の存在~」(テレビ朝日系)以来15年ぶり。原作者の東野は「映画版では若き刑事役だった竹野内豊さんが今回どのように演じてくださるか、とても楽しみにしています」と期待を寄せている。

【画像】2014年公開の韓国版『さまよう刃』

 「さまよう刃」は、遺族の復讐(ふくしゅう)と少年犯罪をテーマにした傑作小説。男手一つで育てた最愛の娘を未成年の少年たちに殺された父親・長峰重樹が、良心と罪の意識、法律の壁の間でもがき苦しみながらも復讐に突き進む。2009年に寺尾聰主演で映画化されたほか、2014年にはイ・ジョンホ監督がメガホンを取った韓国版も公開されている。

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 全6話構成の本作は、『岬の兄妹』などの片山慎三監督がメガホンを取り、竹野内は復讐に燃える主人公・長峰重樹を、石田が長峰が滞在するペンションの手伝いをする木島和佳子を演じる。

 映画版で主人公を追う刑事役を務めていた竹野内は、「12年前に映画化された『さまよう刃』では、長峰を追う織部刑事を務めさせて頂いたのですが、今回、ドラマ版『さまよう刃』では、その長峰さんを演じて頂きたいというお話でしたので、誰かの親になったこともない自分に、娘を失う父親役がどこまで務まるのか、正直戸惑いました」と異なる役柄を演じることへの心境を告白。思うように物事が進まない中で撮影した本作について、「片山監督に全てを委ねて、スタッフ・キャストが一丸となって、試行錯誤しながら丁寧に作り上げた作品です。一人でも多くの方々に届きますように!」とアピールした。

 共演の石田は、「竹野内さんと久しぶりに共演できることが楽しみでなりませんでした。考えてみれば15年ぶりだそうで、時の流れの速さに自分でもびっくりです。映画版では織部巡査の役だった竹野内さんが今回は主役の長峰さんを演じると知ったときは、そう来たか! と興奮冷めやらぬ気持ちでした」と15年ぶりの共演となる竹野内についてコメント。猛暑の中で行われた撮影を「芝居をしてるというより役を生きるということの意味を考えさせられました」と振り返り、「片山監督の的確でダイナミックで細やかな演出は、役者としてそこにいられることが幸せだなと思えるものでした。竹野内さんも日に日に長峰さんそのもののようになっていき、役に入ってる時は話しかけるのも憚られるほどでした。素晴らしい作品になっていることは間違い無いと思います」と自信をのぞかせている。(編集部・倉本拓弥)

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