オダギリジョー、朝ドラ初出演!「カムカムエヴリバディ」でヒロイン・深津絵里と出会う謎の男に
俳優のオダギリジョーが2021年度後期放送の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)に出演することが明らかになった。朝ドラへの出演は今回が初となる。
ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」でも話題のオダギリジョー【写真】
連続テレビ小説の105作目にあたる本作は、京都・岡山・大阪を舞台に、昭和・平成・令和の時代にラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を100年にわたって描くハートフルなコメディー。朝ドラでは初となる3人のヒロインが登場し、上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がリレーを繋いでいく。今回発表されたのは、オダギリをはじめとする、深津ふんする二代目ヒロインの雉真るいをとりまく大阪編の出演者たち。
るいは18歳まで岡山で育つが、とある理由から「自分らしく自由に生きていきたい」と願って大阪へ。ひょんなことからクリーニング店を営む夫妻と出会い、住み込みで働きながら新しい生活を始めることになる。オダギリが演じるのは、るいが働くクリーニング店に客として訪れる謎の男・大月錠一郎(通称ジョー)。彼は名前も住所もわからず、すぐ消える。いつもシャツには同じ汚れをつけており、背広から下着まで大量の洗濯物を置いていく。錠一郎のつかみどころのない言動や行動が、るいを戸惑わせる。やがて、錠一郎との出会いがるいの運命を動かしていくことになる。
オダギリは「『脚本家の先生が、ぜひオダギリさんに演じてもらいたいと言っています』。生意気ながら、僕もたまに脚本を書いたりしますが、希望する俳優の方に引き受けてもらえると、この上なくうれしいですし、逆に断られたりすると、絶望のふちに立たされる気分になります(苦笑)。役者冥利に尽きる言葉をいただいたからには、期待以上のお返しができるよう、全力を尽くすつもりです」と意気込みを明かしている。
ほかにも大阪編のキャストが発表に。錠一郎に惚れているジャズ喫茶に通う女子大生(通称ベリー)を市川実日子、ジャズ喫茶を拠点に活動するミュージシャン(通称トミー)を早乙女太一、クリーニング店を営む夫婦(竹村平助・和子)を村田雄浩と濱田マリ、ジャズ喫茶の支配人兼バーテンダーの木暮洋輔を近藤芳正、映画館館主の西山太を笑福亭笑瓶が演じる。
ヒロインを演じる深津は新たなキャストの発表に「この作品でしか出会えないような、めちゃくちゃ素敵なキャストのみなさんと昭和30年代の大阪を一緒に生き抜いていくことができるなんて。楽しみで、楽しみで、楽しみで。待ちきれません。大変な時代のなか育ててくれた母のこと、ずっと見守ってくれた岡山のみんなの思いを胸に藤本(有紀)さんの素晴らしい脚本をきちんとお届けできるよう、一生懸命務めさせていただきます」とコメントしている。(編集部・大内啓輔)