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「青天を衝け」冒頭5分で修羅場…千代に同情集まる

第31回「栄一、最後の変身」より
第31回「栄一、最後の変身」より - (C)NHK

 17日に放送された大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほかにて放送)第31回の冒頭で、吉沢亮演じる主人公・渋沢栄一とその妻・千代(橋本愛)を揺るがす事件が勃発し、SNS上では千代に対する同情が多く寄せられた(※一部ネタバレあり)。

「青天を衝け」栄一と深い仲に…大内くに場面写真

 第31回「栄一、最後の変身」では、栄一ら大蔵省の面々が、日本で初めてとなる銀行づくりに乗り出すなかで、独自に銀行を作りたい豪商の小野組、三井組を相手に苦戦。終盤では栄一がまたしても大きな決断を下すさまが描かれた。

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 とりわけ話題を呼んだのは冒頭5分。栄一のもとに手紙が来ると、栄一は血相を変え千代に「話がある」と切り出した。そののち、栄一の子を身ごもった女中の大内くに(仁村紗和)がやってきて、謝罪するくにと栄一を、千代は「共に暮らし子を育てましょう」と受け入れた。

 しかし、その直後に千代が一人になると大きなため息をつき、「懐が深い」「器が大きい」と同情の声が寄せられた。

 くには、大蔵省で働く栄一が大阪造幣局へ出張していたころ、三井組の三野村利左衛門(イッセー尾形)が設けた宴席で働いていた女中。夫が戊辰(ぼしん)戦争に出たまま行方知れずとなったため、女中として生計を立てていると言い、栄一の穴の開いた靴下を修繕したのをきっかけに親密な仲に。栄一が帰宅すると、千代はすぐさま栄一の靴下をかがった赤い糸に気を留めていた。

 ところで民間の合同によって銀行をつくろうとする栄一だが、なかでも三井組の三野村利左衛門とは相いれず、結局は立場の強さを利用して栄一の思うままに事が運ぶが、三野村利左衛門が苦々しく放った一言で、栄一はかつて故郷で百姓を苦しめていた岡部藩代官・利根吉春(酒向芳)を自身と重ねることに。やがて、栄一は「俺の道は官ではなく民だ」と身を改めることとなった。(編集部・石井百合子)

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