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はんにゃ金田『燃えよ剣』でカットされたシーン “藤堂ニコルソン”と命名

映画『燃えよ剣』で、T・ジョイ京都で行われた舞台挨拶に登壇した金田哲
映画『燃えよ剣』で、T・ジョイ京都で行われた舞台挨拶に登壇した金田哲

 公開中の映画『燃えよ剣』で新選組八番隊組長・藤堂平助を演じる金田哲はんにゃ)が22日、原田眞人監督と共に、新選組誕生の地・京都(T・ジョイ京都)での舞台挨拶に登壇。本編からカットされたシーンで、「『シャイニング』のジャック・ニコルソンのようにやってくれ」という原田監督の演出に応え「ダンスを踊るように人を斬るシーン」があったことを明かした。

【写真】金田演じる新選組八番隊組長・藤堂平助

 本作は、司馬遼太郎(遼のしんにょうは点2つ)の同名小説に基づき、幕府の権力復活を目指す佐幕派と、天皇を中心に新政権を目指す討幕派の対立が深まる幕末期を駆け抜けた新選組の志士たちの刹那的な生きざまを活写する歴史スペクタクル。新選組の面々には主人公の副長・土方歳三に岡田准一、局長・近藤勇に鈴木亮平、一番隊組長・沖田総司に山田涼介、初代筆頭局長・芹沢鴨に伊藤英明と豪華な顔ぶれが集結している。

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 金田を新選組八番隊組長・藤堂平助に抜擢した原田監督は、その理由について「テレビのバラエティー番組で、剣道をする彼を見たときの目力がすごく良かった。あれを見た時から彼と時代劇をやりたいと思っていた」とのこと。金田はかねてから原田監督のファンだったと言い、「日頃から劇場で作品を見ていて、『関ヶ原』の際はエキストラにも応募していました。そんな中、『燃えよ剣』のお話を頂き、嬉しいどころか言葉で言い表せないほどの感情です」と感激しきりで、「初めて剣道をやっていて良かったと思いました、親に感謝です」とも。

原田眞人監督

 藤堂を演じた際の苦労について聞かれた金田は、「剣道は長年やってきましたが、いざ、現場で殺陣のリハーサル稽古を行い、岡田さんと対峙したときに、別格のたたずまいと剣捌きで、今までやっていた武道としての剣道とは違いを感じ、苦労しました」と述懐。そんな土方と藤堂の関係について原田監督は、「二人のシーンは一番ねちっこくやりたかった。江戸から続く二人の因縁や相性や様々な背景から藤堂を斬るとしたら土方だなと考えていた」と明かす。

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 また、原田監督は映画の見せ場である「池田屋事件」のシーンでカットした藤堂のシーンを告白。「あれは“サイコパス藤堂”だよね」と振り返ると、金田は「ダンスを踊るように人を斬るシーンがあったんです。『シャイニング』のジャック・ニコルソンのようにやってくれ、と監督に言われたんです。“藤堂ニコルソン”です」とシーンを説明。監督いわくその渾身のシーンは過激すぎたため泣く泣くカットしたものの、「あのシーンがなくても“サイコパス藤堂”は成立していたよね」と金田の熱演に賛辞を贈った。(編集部・石井百合子)

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