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上白石萌音が紅白初出場!朝ドラに大河に大忙しの21年

上白石萌音(写真は2012年12月撮影)
上白石萌音(写真は2012年12月撮影)

 本日(31日)放送される第72回NHK紅白歌合戦(午後7時30分~11時45分・総合ほか)で紅白初出場を果たす上白石萌音。今年も連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のヒロインの一人を務めるなど女優として飛躍を遂げる一方、TBSのバラエティー番組「王様のブランチ」のテーマソングに「I'll be there」が起用されるなど歌手としても活躍目覚ましい。そんな彼女の多忙な2021年を振り返ってみた。

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 社会現象を巻き起こした昨年1月クールのラブコメ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)に続き、 今年も大河ドラマ「青天を衝け」、TBS1月クール「オー!マイ・ボス! 恋は別冊で」、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」とドラマ出演が相次いだ上白石。「青天を衝け」では徳川家定(渡辺大知)の正室・篤君(天璋院)にふんし、一見おっとりしているようでタフでしたたかなキャラクター像が支持された。「オー!マイ・ボス! 恋は別冊で」では「仕事も恋愛もほどほど」主義だったイマドキ女子が、ファッション雑誌の鬼編集長のスパルタ指導によって心身ともに見違えるように成長していくさまを体現。玉森裕太演じる子犬系イケメン御曹司とのじれったい恋模様も人気を博した。

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 そして、とりわけ注目を浴びたのが和菓子屋の看板娘・安子を演じた「カムカムエヴリバディ」。あんことおしゃれが大好きなごく普通の女の子が、ラジオ講座をきっかけに英語を学び始めるという設定。岡山の名家・雉島家の長男・稔(松村北斗)との恋を実らせるも、戦時下で母と祖母を失い、間もなく父、夫の稔も相次いでなくす悲劇に見舞われ、女手一つで幼い娘を育てようと奮闘する女性を熱演。終盤では、進駐軍の将校・ロバート(村雨辰剛)との交流や、幼い娘とのすれ違いなどが描かれ、「安子編」の幕が閉じる日には衝撃的な展開、上白石の迫真の演技が話題を呼んだ。

 舞台では堂本光一井上芳雄共演のミュージカル「ナイツ・テイル -騎士物語-」に出演。2022年は、橋本環奈とWキャストで主人公・千尋役を務める舞台「千と千尋の神隠し」が待機中。2月・3月の東京・帝国劇場を皮切りに、全国で順次上演される。

 紅白では、音楽番組「NHKみんなのうた」としてもオンエアされていた「夜明けをくちずさめたら」を歌唱する。中学生(14歳)のとき、2014年公開のミュージカル映画『舞妓はレディ』で800名に上る応募者の中から主役に抜擢され、その美声で周防正行監督を圧倒した上白石。周防監督を「歌声はもちろん、本当に素直で、歌う楽しさが伝わってきて気持ちがよかった。オーディションで彼女を選んだのも、最終的にはそれが理由だった」と言わしめており、紅白という大舞台でのパフォーマンスに期待が高まる。(編集部・石井百合子)

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