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山崎賢人主演「アトムの童」初回から日曜劇場的展開!オダギリジョーと火花ちらす

「アトムの童」初回より山崎賢人演じるゲームのカリスマ・安積那由他
「アトムの童」初回より山崎賢人演じるゲームのカリスマ・安積那由他 - (C)NHK

 山崎賢人主演の日曜劇場「アトムの童(こ)」(TBS系、毎週日曜よる9時~放送)が本日(16日)よりスタートし、久々の地上波連ドラ主演となった山崎の清々しい演技に加え、「日曜劇場らしい」展開が反響を呼んでいる(※山崎賢人の「崎」はたつさきが正式表記)。

【画像】山崎賢人、岸井ゆきの、松下洸平ら白熱の初回

 本作は、ゲーム業界を舞台に、山崎演じる若き天才ゲーム開発者・安積那由他が大資本の企業に立ち向かい、周囲の人たちとの関わりによって成長していくストーリー。山崎にとって日曜劇場枠の出演は2017年の「陸王」以来となり、本作が初主演。地上波の連ドラ主演は2018年7月期放送の「グッド・ドクター」(フジテレビ系)以来となる。

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 初回は、那由他がかつて“ゲーム業界のバンクシー”と注目を浴びた「インディー」のゲーム開発者「ジョン・ドゥ」として活躍していた過去と、自動車整備工場で働く現在が交錯しながら展開した。軸となったのは、那由他がゲーム業界を離れた理由、彼を再びゲームへと突き動かした「アトム玩具」社長の一人娘・富永海(岸井ゆきの)の情熱。そして那由他と、インターネット検索サービス「SAGAS(サガス)」の社長・興津晃彦(オダギリジョー)、那由他のかつての仲間である菅生隼人(松下洸平)との確執。

終盤の興津(オダギリジョー)VS那由他(山崎)

 とりわけ、22時過ぎに興津が那由他と再会した頃がピーク。興津はゲームでも成功をおさめながら「ゲームは検索サイトに誘い込むための餌に過ぎない」というスタンス。「アトム玩具」のある特許を狙う彼は、「ジョン・ドゥ」の協力を得てゲーム開発に再起をかけようとする海に、中途半端なゲーム開発はやめて言い値で今すぐ技術を譲ってほしいと甘いささやきをする。しかし、そこへ那由他が現れ「あんたはゲームのことを何もわかっていない。ゲームの面白さはアイデアだ」と興津の交渉を阻止。ついに、海にゲーム開発の協力を申し出る。

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 山崎と敵役のオダギリは、ドラマ「熱海の捜査官」(2010)や「時効警察はじめました」(2019)などで共演。山崎の久々の地上波連ドラ主演に喜びの声が寄せられる一方、憎々しいヒールに徹するオダギリも「はまり役」と好評。日曜劇場といえば「半沢直樹」のような弱者が強者を打ち負かす、弱きを助け悪をくじく展開が定番だが、火花を散らす那由他と興津にネット上では「ワクワクさせる展開」「めちゃくちゃ日曜劇場」と盛り上がっていた。ラストは隼人が興津の会社を訪れ握手を交わすところで幕を閉じたが、「あえて相手の懐に入るパターンではないか」との見方もあった。

 ちなみに、SNS上で度々上がっていたのが「アトム玩具」のマスコットキャラクターとして登場した「ネッキー」のワード。ゲーム情報誌「ファミ通」でおなじみのイラストレーター、松下進が生み出したキャラクターで、キツネがモチーフ。ドラマでは海が幼少期に描いた画がきっかけで誕生した、という設定になっていた。(編集部・石井百合子)

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