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「鎌倉殿の13人」最終回、タイトルの“もう一つ”の意味に激震 三谷脚本に絶賛

最終回「報いの時」より
最終回「報いの時」より - (C)NHK

 三谷幸喜脚本・小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)が18日に最終回を迎え、タイトルの“もう一つ”の意味が明らかとなり、視聴者を戦慄させた(※ネタバレあり。最終回の詳細に触れています)。

【画像】最終回、衝撃のクライマックス

 本作は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗旬)が武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく物語。最終回・48回のサブタイトルは「報いの時」。後鳥羽上皇(尾上松也)が義時を討伐すべく挙兵した「承久の乱」、そして義時の壮絶な末路が描かれた。

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~以下ネタバレあり~

 最終回で焦点が当てられたのは「承久の乱」という歴史的な大事件ではなく、義時のたどる運命。体に異変が起き、みるみるうちに弱っていく義時。その真相がつまびらかになる怒濤の展開もさることながら、とりわけ注目を浴びたのが義時と姉・政子(小池栄子)との会話に登場した「13人」という言葉。

 「13人」とは、もともとは源頼朝(大泉洋)の亡き後、2代目将軍の頼家(金子大地)を支えた宿老たちの数を指していたが、ここで義時が口にしたのは頼朝の死後、死んでいった者たちの数だった。運慶(相島一之)に仏像を彫らせた義時は、自分に似せたというその仏像を見るなり激怒。「それにしても血が流れ過ぎました……。頼朝さまが亡くなってから何人が死んでいったか。梶原殿、全成殿、比企殿、仁田殿、頼家様、畠山重忠殿……」と名を挙げていき、「これだけで13。そりゃ、顔も悪くなる」とつぶやいた。

 まさかのタイトル回収に、SNS上では「そういう意味?」「そっちだったの!?」「三谷さんすごい」「まさかのオチ」と騒然。さらに恐ろしいのが、その後の展開。うっかり頼家の名を挙げた義時だが、政子には病死したと伝えており、政子は「待って。頼家がどうして入っているの? だっておかしいじゃない。あの子は病が死んだとあなたが」と詰め寄った。ラストシーンでの小栗の鬼気迫る演技も反響を呼び、「小栗旬凄い」「壮絶」「すさまじいラスト」など視聴者を大いに沸かせた。

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 小栗は本シーンの撮影を「彼自身はまだあそこで死ぬ気はなくて、『まだまだ生にしがみついていたい』という思いがあるところなんです。ただ、前半、政子と二人でしみじみ昔のことを語っているところでは、『自分の人生の最期を迎えているような状況でしゃべっちゃっているな』と感じていたんですけどね。そんなつもりは毛頭なかったんですけど、そういう感じになってしまったなと、義時を演じながら思っていました」と振り返っている。

 15分拡大で放送された最終回は、タイトルのほか「三谷幸喜」「大河ドラマ」「報いの時」「八重さん」「終わり方」など複数の関連ワードがTwitterトレンド入りした。(編集部・石井百合子)

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