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“声優無法地帯”「ビーストウォーズ」声優、『ビースト覚醒』続編参加に期待「腹筋鍛えておきます」

今回は出てないけど次こそ!千葉繁、加藤賢崇、山口勝平
今回は出てないけど次こそ!千葉繁、加藤賢崇、山口勝平

 25日、映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の吹替版特別試写会イベントがグランドシネマサンシャイン池袋で行われ、声優の千葉繁山口勝平加藤賢崇、そして演出を務めた岩浪美和音響監督が登壇、破天荒な“声優無法地帯”予告編の裏側を語った。

「ビーストウォーズ」声優無法地帯、令和に復活!映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』衝撃の“無法地帯版”予告編

 映画のベースにもなった、1990年代後半から放送された「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」は、オリジナル言語とは違うセリフをまくしたてる、自由すぎるアドリブ合戦が子供たちのハートをガッツリとつかみ、日本では“声優無法地帯”とも言われた人気アニメ。今回の予告編では、本編では難しい“声優無法地帯”が奇跡の復活となった。

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 千葉が演じるメガトロン、山口が演じるラットル、加藤が演じるワスピーターは、今回の映画への登場はナシ。オプティマスプライム役の玄田哲章、オプティマスプライマル役(当時はコンボイ役)の子安武人は参加しており、山口が「このイベントには、玄田哲章さんがいるべきなんですよ」とボヤくと、岩浪監督も「そうか、本来なら玄田さんと子安君だよね、あんたらじゃないよね」と返し会場は笑いに包まれた。

 “声優無法地帯”の仕掛人でもあり、音響監督として「ガールズ&パンツァー」や「ジョジョの奇妙な冒険」など数々のヒット作に携わってきた岩浪監督。加藤が「やはりアニメが忙しかったから、実写版に関わってこなかった?」と質問すると、「実写の時は立派な音響監督がいたから。今回やれたのは(ファンの)皆さんのおかげ。子安くんがタイトルコールをした日本語の特報が流れてから、『声優無法地帯やれ』とか『音響監督は当然岩浪だよな』という声をたくさんいただいた。それで(配給の)東和ピクチャーズさんも乗るかということになった。俺じゃなかったら(高木渉が担当する)チーターも違う人になってたかもしれない」と明かした岩浪監督は「そうやって期待してくれた人はいただろうけど、本編を観たらちゃんとした映画だったからねぇ。これはふざけられないよ」とボヤいてみせて会場を沸かせる。

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 その流れで「岩浪さんは映画(洋画)の吹き替え版ってやってるんですか?」と加藤から尋ねられると。「やってるよ。最近だと『スパイダーマン:スパイダーバース』とか。『マトリックス』シリーズもやっている。悪いけど、俺が劇場吹き替えをやって外したものはないよ」と語り、会場は大盛り上がり。

 そこで千葉が「でもさ、だいたいそういう真面目なものには俺ら呼ばれないね」としみじみ語ると、「そうだよね……」と3人ともしんみり。そんななか、加藤が「でも3年後くらいには(『トランスフォーマー』の続編で)俺らを呼ばなくちゃいけない時がやってくるから」と奮い立たせるように希望を述べる。

 さらに「わたしは3年後(くらいに公開されるかもしれない続編)に期待していますから。3年後にまた会おうぜ!」と語る山口に、岩浪監督は「お中元を(プロデューサーたちに)送らなきゃ」と突っ込み。続く加藤は「岩浪監督が長年のキャリアで培ってきた演出とテクニックで作られた日本語吹き替え版は、世界中でもわれわれ、日本の観客しか楽しめません。そういうぜいたくな時間を共有するということで、存分にお楽しみください。ブーン」と吹替版の魅力を呼びかけ。さらに千葉も「僕らは出ていないけど、きっとおもしろいんでしょ、たぶん。本当に腹立たしいけど……観てみたいとは思ってます。皆さんの熱い声援のおかげで盛り上がっていますからね。3年後、僕らも出られるように、しっかりと腹筋を鍛えておきますんで!」と続編への意欲を見せると、会場には観客の期待を込めた拍手が鳴り響いた。

 『トランスフォーマー』新シリーズの幕開けを飾る本作は、1994年の地を舞台に、オプティマスプライム率いるオートボットや、動物から変形する新種族マクシマルズらが、惑星サイズの強大な敵ユニクロンに立ち向かうアクション超大作。(取材・文:壬生智裕)

映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は8月4日より全国公開

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