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ノーラン、『オッペンハイマー』ブルーレイを買ってとアピール「邪悪なストリーミングサービスに盗まれないように」

買うしかない - 映画『オッペンハイマー(原題)』撮影中のキリアン・マーフィ&クリストファー・ノーラン監督
買うしかない - 映画『オッペンハイマー(原題)』撮影中のキリアン・マーフィ&クリストファー・ノーラン監督 - Universal Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 クリストファー・ノーラン監督が、映画『オッペンハイマー(原題) / Oppenheimer』がストリーミングサービスで配信されるのを待つのではなく、こだわって作り上げたブルーレイや 4K UHD を買って観てほしいと訴えた。

【動画】怖すぎ…『オッペンハイマー(原題)』海外版予告編

 キリアン・マーフィを主演に迎え、“原爆の父”と呼ばれる米物理学者ロバート・オッペンハイマーの姿を描いた本作。人類最初の核実験「トリニティ実験」のシーンを含めCGショットゼロで作り上げるなど、ノーラン監督が圧倒的な劇場体験にこだわった同作は、日本未公開ながら世界興行収入9億4,899万2,235ドル(約1,423億円)を上げる大ヒットを記録した。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル150円計算)

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 Varietyによると、ロサンゼルスでの上映イベントに登壇したノーラン監督は「この映画の自宅用をリリースする時が来ました。数か月にわたってとても一生懸命取り組んで来たんです。わたしは劇場上映への愛で知られ、それに全人生をささげていますが、実は、どのような形で家庭で観られるかというのも同じくらい重要なのです」とあいさつ。

 2008年の監督作『ダークナイト』からブルーレイ用に特別に形式を合わせる取り組みをしていたといい、「『オッペンハイマー(原題)』については、ブルーレイ版、特に 4K UHD に細心の注意を払いました。映像とサウンドを翻訳してデジタル領域に落とし込み、購入して自宅で所有し、棚に置くことができるバージョンを作ろうとしたのです」とこだわりを明かしたノーラン監督。ストリーミングサービスでは映画やドラマが配信停止になり、ある日突然観られなくなることもあることから、「そうすれば、邪悪なストリーミングサービスは、映画をあなた方から盗めませんからね」とジョーク交じりに語っていた。(編集部・市川遥)

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