吉高由里子、大河役づくりに「人生で一番習い事」妖艶タイトルバックは「恥ずかしい」
女優の吉高由里子が11日、NHK放送センターで行われた2024年の大河ドラマ「光る君へ」初回試写会&会見に、柄本佑、脚本の大石静、制作統括の内田ゆき、演出の中島由貴と共に出席。吉高は平安中期の人物に挑むことで「いま人生で一番習い事をしています」と文化の違いで準備することが多いことを語っていた。
「光る君へ」吉高由里子&柄本佑がタイトルバック再現?【画像】
本作は、平安中期に「源氏物語」を書き上げた、のちの紫式部となるまひろ(吉高)を主人公にした物語。彼女の類まれなる想像力、一人の男性・藤原道長(柄本)への思いなど、変わりゆく世を変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の人生を、大河ドラマ「功名が辻」などの脚本を手掛けた大石静がつむぐ。
2024年1月7日に初回放送を迎える本作。吉高は「いよいよ(放送まで)1か月を切ったかと思うと、ドキドキで血が出そうなぐらい。緊張や楽しみなどいろいろな感情が入り乱れています」と現在の心境を語る。
自身が演じる紫式部の資料等はあまり残っておらず、その生涯は謎に包まれている部分が多い。吉高も「まひろがどんな出会いを経て源氏物語を作っていくのかは、私自身もまだわかっていないんです」と語ると「いまは48話という長い作品を無事に走り切りたいというのが目標です。頑張ります!」と意気込みを語る。
第1話では子役の落井実結子が幼少期のまひろをみずみずしく演じた。吉高は「小さいころのまひろが好きなものや気になるものに触れた瞬間、吸い込まれるような目になるのが素敵でした」と感想を述べると、妖艶なタイトルバックについて「映像監督がとても面白かった。でも(吉高がアップになる映像については)色鮮やかで恥ずかしい。わたしのシーンはカットしてほしい」と吉高節を披露していた。
平安中期の生活を描く作品だけに、準備することが多かったという吉高。「書道や琵琶、乗馬、舞など、これまで触れてこなかったことがたくさんあって、人生のなかでいまが一番習い事をしています」と日々新鮮なものに触れ充実した時間であることを明かしていたが「でも、心の感覚はあまり今と変わらないなと感じています」と時代は違うが、共感する部分が多い物語であることを強調していた。(磯部正和)
大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日放送スタート、NHK総合で毎週日曜よる8時~ほか