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四月は君の嘘 (2016):映画短評

四月は君の嘘 (2016)

2016年9月10日公開 122分

四月は君の嘘
(C) 2016フジテレビジョン 講談社 東宝 (C) 新川直司/講談社
くれい響

広瀬すずの勢いが止まらない!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

綾瀬千早というハマリ役のイメージが強いまま、これまた人気キャラの宮園かをりをどう演じるか? だが、今の広瀬すずの勢いは恐ろしいもので、茶髪ヅラも違和感なく、エンドロール後もしっかり観客の心に残る、かをりを演じ切った。主軸となるピアニスト・公生との物語が、新城毅彦監督と相性が良いことも大きいだろう。ただ、原作は全11巻、アニメでも2クール放送した話を122分に収めたのは、かなりムリがある。公生のライバルである武士や絵見、彼の弟子になる凪などが登場しないことで、もうひとつの魅力だった音楽家たちのドラマ要素は半減。一本の映画としての仕上がりはいいが、原作ファンの不満が残ってしまうことは否めない。

この短評にはネタバレを含んでいます
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