シネマトゥデイ

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チェック:数々の名作を世に送り出した作家F・スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を実写化したドラマ。快楽的な生活を送る謎の富豪ギャツビーの意外な正体を、ある女性との恋を絡めながら映す。レオナルド・ディカプリオが、人並み外れた容姿と富を兼ね備えたギャツビーをクールに演じる。『マイ・ブラザー』のトビー・マグワイアやキャリー・マリガンらが共演。『ムーラン・ルージュ』などのバズ・ラーマン監督ならではの絢爛(けんらん)を極めたビジュアルも見ものだ。

ストーリー:ニック(トビー・マグワイア)が暮らす家の隣に建つ、ぜいを凝らした宮殿のような豪邸。ニックは、そこで毎晩のように盛大なパーティーを開く若き大富豪ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)と言葉を交わす仲になる。どこからやって来たのか、いかにしてばく大な富を得たのか、なぜパーティーを開催し続けるのか、日を追うごとに彼への疑問を大きく膨らませていくニック。やがて、名家の出身ながらも身寄りがないこと、戦争でさまざまな勲章を受けたことなどを明かされるが、ニックはこの話に疑念を持つ。

映画短評

  • 今 祥枝
    バズ・ラーマン流映像世界にどっぷり浸るのがよし
    ★★★★★
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    この手の題材はいかにして現代性を持たせるかが鍵で、作り手が最も頭を悩ますところでもあるだろう。幸いにして、バズ・ラーマンは『ロミオ&ジュリエット』や『ムーラン・ルージュ』で、その点をいかにクリアするかの独自の方法論を確立している。が、期待に反してフィッツジェラルドの原作と現代の融合は楽曲の使い方(サントラは最高!)も含めてかみ合っているとは言えず、しっくりこない。この方法論、ちょっと飽きたかも。もっとも、原作がどうとか'74年版と比べてどうとかいう理屈ではなく、「ディカプリオ(特に後半の演技が印象に残る)がかっこいい!衣装が素敵!ロマンスに泣けちゃう!」と、ラーマン流の映像世界にどっぷり浸れるなら、文句なく満点の映画。むしろそれでよし!

  • 相馬 学
    ゴージャスなビジュアルは諸刃の剣!?
    ★★★★★
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     まばゆいドレスにシックなスーツ、花火が打ち上げられる夜空、華やかなダンス。映像も衣装も色彩に富み、邦題どおりの“華麗な”ビジュアルを満喫できる。しかし、主人公ギャツビーが原題どおり“Great”に見えたかと言われると疑問で、こんな派手なパーティにお金を費やすなら、もっと有効な手段があったのではないかと思ってしまうのも事実。華麗過ぎるがゆえに主人公のカリスマ性が伝わりきれていないのが惜しまれる。バズ・ラーマン流のゴージャスな映像を楽しむと割り切るのが吉。

  • くれい響
    最強アイテムを手にした監督の本領発揮
    ★★★★
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    ギャツビーとデイジーの身分違いの純愛は『ロミオ&ジュリエット』だし、華やかで煌びやかな世界に、戸惑いながら胸躍らせるニックの姿は『ムーラン・ルージュ』でユアン・マクレガーが演じた舞台作家の姿と重なる。つまり、バズ・ラーマンがリメイクするためにあるような原作といっても過言ではない。タイトル通り、「オーストラリアの観光映画」でしかなかった前作から5年、ラーマンは最強アイテムを手にしたわけだ。例によってドラマ・パートの演出は気持ちいいほどスカスカだが、「映画は見世物であること」を熟知したラーマンの本領発揮。だからこその3Dなのだが、箱庭的な空間を体感するだけに終わっており、監督が意図するショーパブ的な映像美(完全な褒め言葉!)を体感するなら2Dがベターという、ラーマン作品好きとしては戸惑いを隠せない仕上がりである。

  • なかざわひでゆき
    現代的センスで古典の魅力と本質を引き出す
    ★★★★★
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    夜な夜な乱痴気騒ぎを繰り広げる謎の大富豪ギャツビーの哀しき運命を描く。どこか少年的な無邪気さを残すディカプリオは、偉大なる夢想家にしてロマンチストのギャツビーにピッタリ。2枚目過ぎる’74年版のロバート・レッドフォードよりも、さらに切実な哀れを誘うという意味でハマリ役だ。時代考証にとらわれない演出には賛否両論あろうが、なにしろそれこそがバズ・ラーマン監督の持ち味だし、かえって“狂乱の’20年代”と呼ばれる特殊な時代の空気を今の観客にも分かりやすく伝えてくれる。スイングジャズとクラブサウンドの融合は、まさに欧米で昨今人気のエレクトロスウィング!一見して文芸映画とは程遠い音楽クリップ的映像センスも、逆に古典の魅力と本質を引き出していると言えよう。'74年版より出来はいい。

  • 森 直人
    バズ・ラーマン流の箱庭による原作ハイパー・リミックス
    ★★★★
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    アッパーでグラフィカルなバズ・ラーマン監督の世界。19世紀末のパリを舞台にした『ムーラン・ルージュ』(2001年)で完璧に確立した方法論を、1920年代N.Y.に当てはめた原作小説のハイパー・リミックス企画としてとても楽しい出来栄え(思えば両作ともカンヌ国際映画祭のオープニング上映作だ)。当時、ジャズ・エイジやフラッパーと呼ばれた世界恐慌前のバブリーな退廃を、俗悪すれすれの過剰な色彩で描く“箱庭”の美学は21世紀のパウエル&プレスバーガー(『赤い靴』など)と呼びたくなる。しかしそれが、フィッツジェラルドの描いた繊細なニヒリズムに相応しい表現かは賛否が分かれるところかも。ちなみに製作総指揮がラッパーのジェイ・Zなので、彼がアリシア・キーズと共演したN.Y.に捧げる名曲「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」を観賞後に聴きたくなった。


動画

映画『華麗なるギャツビー』ブルーレイ&DVD予告編
映画『華麗なるギャツビー』ブルーレイ&DVD予告編
映画『華麗なるギャツビー』予告編第3弾
映画『華麗なるギャツビー』予告編第3弾
映画『華麗なるギャツビー』予告編第2弾
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映画『華麗なるギャツビー』予告編
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写真ギャラリー

Warner Bros. / Photofest / Zeta Image

ポスター/チラシ

  • 映画『華麗なるギャツビー』ポスター
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