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ウルフ・オブ・ウォールストリート

ウルフ・オブ・ウォールストリート
(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
英題:
THE WOLF OF WALL STREET
製作年:
2013年
製作国:
アメリカ
日本公開:
2014年1月31日
上映時間:
配給:
パラマウント ピクチャーズ ジャパン
カラー

チェック:実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した実録ドラマ。1980年代から1990年代のウォール街で、若くして大金を稼ぎ、その後証券詐欺の容疑で逮捕された彼の栄枯盛衰を見つめていく。監督と主演は『ディパーテッド』『シャッター アイランド』などでコンビを組んできた、マーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオ。事実とは思えないほどのジョーダンのエピソードもさることながら、ジョナ・ヒルやマシュー・マコノヒーら、実力派の共演にも注目。

ストーリー:学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだしたジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、約49億円もの年収を得るまでに。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていた。

ウルフ・オブ・ウォールストリート
(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

映画短評

  • 清水 節
    強欲資本主義の本性を晒すスコセッシ×ディカプリオの最高傑作!
    ★★★★★
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     吹っ切れてる。スコセッシ映画としては、『レイジング・ブル』より破滅的で、『カジノ』より背徳感に溢れ、『グッドフェローズ』よりも笑いが黒い。スコセッシ×ディカプリオのコラボは、90年代ウォール街の恥部を暴き、5度目にして最高傑作となった。
     
     カネとセックスとドラッグにまみれた日々。金融ギャングによるアメリカンドリームのなれの果て。加速度的にジャック・ニコルソン化するディカプリオの怪演が、社会の表層をひん剥いて強欲資本主義の本性を晒す。とことん醜悪ゆえに痛快で魅せられもする。デカダンを極めた“スコセッシ版『カリギュラ』”は、未だに狂気の経済サイクルの渦中を生きる我ら現代人のはらわたでもある。

  • 中山 治美
    これもまた米国史の一部
    ★★★★★
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     アメリカン・ドリームという甘美な響きに誘われて、大陸に渡る者は後を絶たない。だがまやかしの栄光は、メッキが剥がれるのも早いことをまざまざと見せつける。強欲に溺れた人間の狂気の沙汰のみを描くことで。本作を観た後も、夢を抱き続けられる人はいるのだろうか? これは、強烈な反面教師映画である。
     凡人が落とし穴に墜ちる様をリアルに見せるための配役が効いている。レオの相棒役にジョナ・ヒル、父親役にまさかのロブ・ライナー監督まで。主人公の濃すぎる約10年の人生ドラマの中で、彼らの存在さえも一服の清涼剤。こちとら、3時間体感しただけで膨満感。

  • くれい響
    仕事よりもキメまくって、ヤリまくる怒涛の179分
    ★★★★
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     貧乏な家庭に育ち、達者な口と行動力で成り上がり。あまりの豪快さ&カリスマ性ゆえにFBIにマークされ、仲間を売った実在の男の転落人生。これを目まぐるしいテンポで描く179分は、まさに“レオ版『グッド・フェローズ』”だ。
     とはいえ、過去のレオ&スコセッシのコラボ作に比べ、明らかに肩の力抜けてます感が、いい意味でオスカーに影響しそうな気がする。なんせ仕事のシーンより、キメまくって、ヤリまくるシーンが連発。笑えるほどに、お下劣。そして、基本「半沢直樹」ばりに怒鳴っている。そのトップバッターを飾るのは、最初の上司役のマシュー・マコノヒー。わずかな出番ながら、ここでもしっかり爪痕を残すのだった。

  • 相馬 学
    主人公の熱狂に共感し、彼の拝金主義をヘイトする面白さ
    ★★★★
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     スコセッシの新作がゴールデングローブ賞のドラマ部門ではなくミュージカル・コメディ部門にノミネートされたのは、近年では珍しい。そんな興味も手伝い興味深く見ることができた。

     熱狂できる世界を見つけた者の成功と挫折というスコセッシお得意のテーマは健在だ。自宅軟禁を余儀なくされ“退屈で死にそうだ”と訴える主人公の姿に、『グッドフェローズ』等で描かれた熱狂者の挫折が見えてニヤリ。

     とはいえ、映画は主人公の拝金主義を肯定しない。ギャングの世界と違い、スコセッシがウォール街にロマンを見出していないのは明白だが、それでも目が離せないのは笑えるから。本作をブラック・コメディに仕立てたのは正しい。

  • なかざわひでゆき
    スコセッシの軽快でアグレッシブな演出が長尺を感じさせない
    ★★★★★
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     口八丁手八丁で巨万の富を築いた実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの栄光と転落を描く。
     顧客なんぞ所詮はカモとばかり、設立した会社で金儲けにひた走るジョーダンと仲間たち。自家用のヘリやクルーザーで豪遊し、役員会議じゃドラッグ必須。部下たちだって仕事の合間にオフィスで買春三昧、社員旅行でも乱交三昧。その愚かで滑稽な狂乱ぶりに、資本主義やアメリカンドリームの成れの果てを見せつけられる思いだ。
     ディカプリオのぶっ飛び演技も凄いが、御年71歳スコセッシの軽快でアグレッシブな演出も圧巻。約3時間の長尺を全く感じさせない。妖艶なエマおばさん役にジョアナ・ラムレイを起用するセンスも好き。

動画

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』予告編
ディカプリオが赤ちゃん言葉!『ウルフ・オブ・ウォールストリート』本編クリップ映像

写真ギャラリー

Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

ポスター/チラシ

  • 映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ポスター
    ポスター
  • 映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』チラシ
    チラシ

スタッフ

プロダクションデザイナー: ボブ・ショウ
衣装デザイナー: サンディ・パウエル
視覚効果スーパーバイザー・第2班監督・カメラマン: ロブ・レガト

キャスト

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    ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013 アメリカ) 原題   THE WOLF OF WALL STREET 監督   マーティン・スコセッシ 原作   ジョーダン・ベルフォート 脚本   テレンス・ウィンター 撮影   ロドリゴ・プリエト 音楽   ハワード・ショア 出演   レオナルド・ディカプリオ ジョナ・ヒル マーゴット・ロビー       マシュー・マコノヒー ジョン・ファヴロー カイル・チャンドラー       ロブ・ライナー ジャン・デュジャルダン ジョン・バーンサル ...[外部サイトの続きを読む]
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    レオナルド・ディカプリオ、あっぱれ。ずっと思ってたけどたいした役者だ。私はこの作品、好き。大好き。究極、一人の男の栄光と転落の人生を描いたものなのだけれど、なんというパワフルな作りだろうか。特殊な状況下のパワフルというだけでなく、全ての面でパワフル&ゴージャス。それに、バブル期の某業界を知っている私にしてみれば(他の業界は知りませんが)、証券業界の狂乱の様相は、別業界なるも生々しいまでにリアル。粗筋です。最初に就職した超一流証券会社が、ブラックマンデーで倒産。「あなたは証券マンでしかあり得ない」との恋人の言 ...[外部サイトの続きを読む]
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        作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163062/ ↑ あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。   『 ウオール街 』と言えば、マイケル・ダグラス演じた、投資家:ゴードン・ゲッコー。 良くも悪くも彼の印象が強く カネを稼ぐこと・成功すること=あぶく銭を手にすること、になってしまって それを戒めとするよりも、そっちのほうが手っ取り早そうだな、と言う感じ... ...[外部サイトの続きを読む]
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    ■ TOHOシネマズ渋谷にて鑑賞ウルフ・オブ・ウォールストリート/THE WOLF OF WALL STREET 2013年/アメリカ/179分 監督: マーティン・スコセッシ 出演: レオナルド・ディカプリオ/ジョナ・ヒル/マーゴット・ロビー/マシュー・マコノヒー/ジョン・ファヴロー 公開: 2014年01月31日 公式サイト 中流家庭に育ち、学歴もないジョーダン・ベルフォート... ...[外部サイトの続きを読む]
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