シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
15歳以上がご覧になれます

レヴェナント:蘇えりし者

レヴェナント:蘇えりし者
(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
英題:
THE REVENANT
製作年:
2015年
製作国:
アメリカ
日本公開:
2016年4月22日
(TOHOシネマズ 日劇ほか)
上映時間:
配給:
20世紀フォックス映画
提供:
リージェンシー・エンタープライズ
製作:
イン・アソシエーション・ウィズ / ラットパック・エンターテインメント / ニュー・リージェンシー / アノニマス・コンテント / M プロダクションズ / アッピアン・ウェイ
カラー

チェック:レオナルド・ディカプリオと、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督がタッグを組んだ話題作。狩猟中に瀕死(ひんし)の重傷を負ったハンターが、自分を荒野に置き去りにした仲間に復讐(ふくしゅう)するため壮絶なサバイバルを繰り広げるさまを描く。主人公の宿敵には、『インセプション』でディカプリオと共演しているトム・ハーディ。オスカー常連のカメラマン、エマニュエル・ルベツキが自然光のみで撮り上げた臨場感あふれる映像にも注目。

ストーリー:アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死(ひんし)の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。

レヴェナント:蘇えりし者
(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

映画短評

  • なかざわひでゆき
    一人の男の悲劇と苦難を通して振り返る米国の黒歴史
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     熊に襲われ瀕死の重傷を負いながらも生還した、米国開拓時代の伝説的な探検家ヒュー・グラスの実話をヒントに、息子を殺された父親の壮絶な復讐劇が描かれる。
     念願のオスカー受賞を果たしたディカプリオの鬼気迫る大熱演もさることながら、前作「バードマン」に続くイニャリトゥ監督と撮影監督ルベツキのコンビによる、大胆かつ縦横無尽なカメラワークが圧巻。CG使えば何でも出来るよね、なんてレベルではない超高度な映像表現の数々に息を呑む。
     物語の背景にあるのは、ネイティブ・アメリカンに対する差別と迫害、そして開拓時代の発展を裏で支えた搾取と略奪。一人の男の苦難を通し、米国の黒歴史を振り返る作品だとも言えよう。

  • 清水 節
    3Dなしで情念を体感させるキャメラの存在感はディカプリオ以上
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     開拓時代を背景とする物語は、ごくシンプルな復讐譚。ディカプリオの執念の演技は凄絶極まりないが、話すことも身動きさえ出来ず、耐える時間が長い。映画史に残る作品へと高めたもの、それは撮影の力だ。自然光を貫き、ワンシーン・ワンカットに挑む撮影監督エマニュエル・ルベツキのキャメラワークが、役者以上の存在感を放つ。人間の視野にも匹敵する広角レンズによる長回しは、筆舌に尽くしがたい。イニャリトゥ監督にとって『バードマン』がスーパーヒーロー映画へのアンチテーゼならば、本作は3Dへの批評的見解である。大自然に放り出された人間の情念を、3Dという“飛び道具”を用いることなく体感させることに見事に成功している。

  • 平沢 薫
    北の凍てつく大地に、雲間から微かな光が漏れてくる
    ★★★★
    »読む«閉じる

     北の凍てつく大自然、その大地と空はどこまでも続く広大さで、地は雪に覆われ、空は雲に覆われて、熱と色彩を失っている。その雲の隙間から差し込む光の、微かな輝き。冷え切った大気の清浄さ。澄み切った水の冷たさ。そのすべてを、名カメラマン、エマニュエル・ルベツキが、自然光での撮影にこだわりフィルムに定着させようとする。これまで柔らかく滑らかな光を得意としてきたルベツキが、北の硬く冷たい光をどうとらえたのか、その成果はできるだけ大きなスクリーンで確かめなくてはならないだろう。
     大きな自然と小さな人間。冷たい自然と熱い身体。悠久と瞬間。その対比の物語を、ドラマの背後で映像自身が雄弁に語り続ける。

  • 山縣みどり
    不屈の魂がアメリカ人の心を揺さぶるのはわかります
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    開拓時代に伝説となった男の物語で、見どころは念願のオスカー獲得したレオと誰もが思うはず。彼は確かにアメリカ人の心の拠り所である不屈の魂を頑張って体現したが、私が目を奪われたのは、CGIで獰猛さが増した熊の熱演と残酷なまでに美しいDPエマニュエル・ルベツキによる映像美。A・アラウ監督と組んでいたころからルベツキのファンだが、今回のカメラワークは彼史上最高の出来映えといってもいい。何も食べないのに全然痩せないレオへの疑問や娘を探すアリカワ族の長が間抜けすぎる件を忘れさせてくれる。人相を変えたトム・ハーディーはじめとする役者陣の作り込みも素晴らしく、イニャリトゥ組の体育会系気質が垣間見えた。

  • 相馬 学
    重厚なドラマも、ディカプリオの熱演も見逃せない
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     アカデミー賞の受賞結果からも明らかだが隙のない演出も、自然光を活かした映像も文句なしに秀逸。しかし何よりも歯応えがあるのは、それによって語られる物語だ。

     極寒の地でのサバイバルは言うまでもなくスリリングだし、怒りに支えられた生への執念は情念を感じさせ、バイオレンスもギラギラと映える。復讐から魂の救済へといたる主人公の内なる旅路も説得力があり、余韻を残す。

     そして、やはりディカプリオにふれておきたい。出ずっぱりだがセリフは極端に少なく、表情と肉体で主人公の感情を表現した熱演。その鬼気迫る姿にふれると、“これでオスカーを獲れなきゃ、一生ムリ”と思わずにいられない。

  • くれい響
    必死すぎるレオの匍匐前進、ふたたび! 
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    劇場という密室空間から、−27℃のブリザード吹き荒れる未開の荒野へ。その設定だけでなくイニャリトゥ監督のドS演出も、長回し多用なルベツキの撮影も、すべてあれだけスゴかった『バードマン』の進化・発展形だといえる。つまり、冒頭から「これ、どうやって撮った?」とツッコミたくなる驚愕シーンが畳みかける。当のディカプリオもこれまで以上に自らの肉体を酷使し、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で鍛えた(?)必死すぎる匍匐前進もふたたび披露。間違いなく、狂気にも似た役者魂を感じるだろう。シンプルなストーリーを含め、近年量産されるサバイバル映画でも抜群の仕上がりだけに、さいとう・たかを先生の意見も聞きたい!

  • 森 直人
    世界トップの才能たちが全力で沸騰している
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    前人未到の領域に皆が一丸となって突っこんでいる。ディカプリオの熱演も実際凄まじく、ここでは野性と知性、スピリチュアルな志向と高い技術ががっちり融合し、パワフルに煮え滾っている。イニャリトゥの前作『バードマン』が大作主義への批評だとしたら、今回はミニマムな撮影隊による大作への真っ向勝負だ。

    『ニュー・ワールド』辺りから先鋭化し、いまカメラによる「体感」を最も追究しているルベツキのデジタル撮影は、自然光のみを使った極寒の原野でのクリアな長回しに挑戦。坂本龍一のスコアも音響的な実験性を高め、身体に響くマジック・リアリズムの映画空間を誕生させた。まるで大自然を舞台にした新しいオペラのような大傑作だ。

動画

レオ様アカデミー賞おめでとう!映画『レヴェナント:蘇えりし者』新予告編
映画『レヴェナント:蘇えりし者』第2弾予告編
映画『レヴェナント:蘇えりし者』予告編
映画『レヴェナント:蘇えりし者』本編映像
『レヴェナント:蘇えりし者』レオナルド・ディカプリオ& アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督
映画『レヴェナント:蘇えりし者』特別映像
ディカプリオ、鏡開きにビビる! 映画『レヴェナント:蘇えりし者』ジャパンプレミア
ディカプリオ、オスカー像を友達に自慢 映画『レヴェナント:蘇えりし者』来日記者会見
映画『レヴェナント:蘇えりし者』特別映像
ゴールデンウイークのオススメ映画はコレだ!GW映画ガイド2016
映画『レヴェナント:蘇えりし者』特別映像
映画『レヴェナント:蘇えりし者』特別映像

ポスター/チラシ

  • 映画『レヴェナント:蘇えりし者』ポスター
    ポスター

スタッフ

監督・脚本・製作:
音楽: 坂本龍一
プロダクションデザイナー: ジャック・フィスク(
衣装デザイナー: ジャクリーン・ウェスト
視覚効果スーパーバイザー: リッチ・マクブライド

キャスト

ヒュー・グラス:
ジョン・フィッツジェラルド:
ヘンリー隊長:
ジム・ブリジャー:
エルク・ドッグ:
アンダーソン:
スタッビー・ビル:
ジョーンズ:
ヒュー・グラスの妻:
ブログン投稿ブログに投稿
  • FC2ブログに投稿!
  • ココログに投稿!
  • gooブログに投稿!
  • so-netブログに投稿!
  • exciteブログに投稿!
  • Bloggerに投稿!

『レヴェナント:蘇えりし者』の映画ニュース

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

  • 【レヴェナント:蘇えりし者】復讐の先に何があるのか? from 元ボクサーの一念発起 (2016年8月27日 17時1分)
    レオナルド・ディカプリオがついにアカデミー主演男優賞を受賞した作品! レオナルド・ディカプリオと「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で第87回アカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組み、熊に襲撃され、過酷な自然にさらされながらも生き延びたハンター、ヒュー・グラスの実話を描いたマイケル・パンクの小説を原作に、荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いたドラマです! いそっそう612 どうも、いごっそう612です!この映画は観るべき映&#82 ...[外部サイトの続きを読む]
  • 映画「レヴェナント:蘇えりし者」-楽天エン... from 映画の棚 (2016年6月5日 21時16分)
    (C)映画「レヴェナント:蘇えりし者」この作品情報を楽天エンタメナビで見る 今回は、レオナルド・ディカプリオがアカデミー賞主演男優賞を受賞したことで話題になった映画『... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 映画「レヴェナント 蘇りし者」ディカプリオに栄誉をもたらした大作 from soramove (2016年5月22日 19時56分)
    映画「レヴェナント 蘇りし者」★★★★ レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ 、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター 出演 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 監督、 157分、2016年4月22日公開 2015,アメリカ,20世紀フォックス映画 (原題/原作:THE REVENANT) <リンク:<a href="http://blog.with2.net/link.php?38257">人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい← 「『バ ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「レヴェナント 蘇えりし者」 from ここなつ映画レビュー (2016年5月13日 13時50分)
    レオナルド・ディカプリオは年を取ってから(失礼!)の方が好きなので、彼がオスカーを受賞した事は、心からおめでとうを言うよりほかの気持ちは無い。むしろ遅い、遅過ぎた、という気持ちがある程だ。というか、何もこの「レヴェナント~」で獲る必要があったのか?という疑問が拭えない。何となく、長いこと一生懸命やった人に対する「ご苦労さん代」のような気がしてならない。と言うのも、大変熱演なのは判るんだけど、セリフは9割方ハアハアという荒い息遣いだし、表情は髪の毛と髭に覆い隠されてうかがい知ることができない。血と泥と雪にまみ ...[外部サイトの続きを読む]
  • 『レヴェナント:蘇えりし者』 ネタバレあり感想 生きるという事を自然を通して描く良作 from 四十郎おっさんが綴る映画やアニメの感想まがい (2016年5月12日 21時0分)
    復讐の先に、何があるのか。 using あまらく 『レヴェナント:蘇えりし者』(原題:THE REVENANT)予告編動画 小説家マイケル・パイクの小説『蘇った亡霊:ある復讐の物語』(原題:The ... ...[外部サイトの続きを読む]
[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 映画
  2. 2016年4月18日の週の公開作品
  3. 『レヴェナント:蘇えりし者』