シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
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ブルックリン
(C) 2015 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
英題:
BROOKLYN
製作年:
2015年
製作国:
アイルランド/イギリス/カナダ
日本公開:
2016年7月1日
(TOHOシネマズ シャンテほか)
上映時間:
配給:
20世紀フォックス映画
提供:
BBCフィルムズ / テレフィルム・カナダ / ボード・スカナン・ナ・ヘイリアン / アイリッシュ・フィルム・ボード / ソデック / BFI
共同製作:
ワイルドゲイズ・フィルムズ / フィノラ・ドワイヤー・プロダクション / パラレル・フィルムズ / アイテム7
製作協力:
インジニアス
提携:
バイRTE / ハンウェイ・フィルムズ
カラー

チェック:『わたしは生きていける』などのシアーシャ・ローナンを主演に迎え、アイルランドからニューヨークに移住した女性の青春の日々を映すドラマ。アイルランドの片田舎から大都会のニューヨークにやって来たヒロインが、戸惑いながらも自らの宿命と愛に身を任せる姿に迫る。『パディントン』のジュリー・ウォルターズやジム・ブロードベントらベテラン俳優らが共演。二つの国と二人の男性の間で引き裂かれていくヒロインの成長物語が胸に響く。

ストーリー:アイルランドの町で暮らすエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、きれいで仕事もバリバリこなす姉ローズ(フィオナ・グラスコット)とは正反対だった。内気な妹の未来を心配するローズの考えもあり、エイリシュはニューヨークに渡ることを決意する。だが、田舎町での静かな生活とは全然違う暮らしが彼女を待ち受けていた。

ブルックリン
(C) 2015 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

映画短評

  • 相馬 学
    賞レース席巻のイメージを捨てて、向き合うべし
    ★★★★
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     アカデミー賞等の全米賞レースを賑わせた作品として記憶している映画ファンは多いと思うが、まずはそんな金看板を忘れて見て欲しい。

     NYに渡ったアイルランド系移民少女の物語の核となるのは“おのぼりさん”の自分探し。内容的にはそれ以上でも以下でもない。が、青春&成長物語を正攻法で丁寧に構築する映画が今どれくらいあるだろう。テーマこそ地味だが、本作は基本をきっちりやることの重要性を認識させる作品でもある。

     ヒロインは異国で努力して受け入れられ、自分の居場所を見つける。これは反移民感情が高まる世界情勢に疑問を呈するかのよう。賞レースが評価したのは、そんな社会性ではないだろうか。

  • 山縣みどり
    人生を丸ごと受け入れて前進するヒロインがかっこいい
    ★★★★★
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    就職難の故郷を離れアメリカに移民したヒロインがホームシックに悩みながらも地道な努力と優しい恋人の愛で新たな故郷を受け入れるというシンプルな物語だが、映像も演出も演技もほぼ完璧。特に素晴らしいのがヒロインを演じたシアーシャ・ローナンで、些細な表情の変化や姿勢、息使いで微妙な感情変化を表現する。家族や故郷と別れる悲しみを受け入れ、自分の足で立ち上がる彼女が実にかっこよく、希望を感じた。子役のころから上手だったが、押し付けがましくない演技が彼女の個性になっている。またヒロインの心情を反映させた色彩設計(最初のアイルランドは寒々しく、NYはカラフル、再びの故郷は移民前よりも明るい色調)も実に見事! 

  • なかざわひでゆき
    物語の根底に流れる豊かな人間愛が心を打つ
    ★★★★
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     舞台は1950年代。アイルランドの保守的で閉鎖的な町を離れた若い女性が、遠く離れたニューヨークのブルックリンで新たな生き方を模索する。
     自分の人生は自分で切り拓く、幸福は自分の手で探して掴む。懐かしい故郷と希望に溢れる大都会の間で揺れ動き、悩み迷いながらも逞しく成長していくヒロインの姿は、多分に古典的でありながらも共感せずにはいられないだろう。
     だが、それ以上に胸を打つのは周囲の人々との関わりだ。未熟なヒロインを時には突き放し、叱咤激励し、しかし必要な時には支えてくれる同郷の仲間たち。人は決して一人では生きていけない。単なる綺麗事ではない、厳しくも豊かな人間愛が物語に深い味わいを与える。

  • 森 直人
    女子映画というより、上京者の映画として感動。
    ★★★★
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    ある種、典型的な「都市と田舎」の物語だ。50年代、アイルランドからN.Y.へ渡る女子。実家の温もり、慣れた環境や風景の安心感と裏腹に、保守的な閉鎖性がねっとり付き纏う故郷。リスキーだが「なりたいものになれる」希望があり、多様性を許容する都会。いまや古臭くも感じる二元論だが、実際に(日本国内でも)上京体験のある者にとって心の襞に触れてくる繊細な描写に満ちている。

    その意味で筆者の感情移入の対象はS・ローナンが好演するヒロインだ。監督・原作など主要の裏方は男性だが、特にN・ホーンビィ(脚色)は『17歳の肖像』『わたしに会うまでの1600キロ』にしろ自己実現の途中にある人間像を描くのが本当に巧い。

動画

映画『ブルックリン』予告編
映画『ブルックリン』インタビュー映像
今週のHOT MOVIES 2016.7.1-2

ポスター/チラシ

  • 映画『ブルックリン』ポスター
    ポスター
  • 映画『ブルックリン』チラシ
    チラシ
  • 映画『ブルックリン』チラシ
    チラシ

スタッフ

撮影監督: イヴ・ベランジェ
プロダクションデザイナー: フランソワ・セギュアン
音楽スーパーバイザー: クレ・サヴィッジ

キャスト

エイリシュ・レイシー:
ジム・ファレル:
トニー・フィオレロ:
フラッド神父:
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      作品について http://cinema.pia.co.jp/title/169529/ ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。 1 950 年代のアイルランド。 エイリシュは、仕事と夢を求め、つてで アメリカ:NYのブルックリンに渡航する。   アイルランド系移民の、多い地区に住んだとはいえ エイリシュは、ホームシックになりながらも 仕事を得て... ...[外部サイトの続きを読む]
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    ■ TOHOシネマズ シャンテにて鑑賞ブルックリン/BROOKLYN 2015年/アイルランド、イギリス、カナダ/112分 監督: ジョン・クローリー 出演: シアーシャ・ローナン/ドーナル・グリーソン/エモリー・コーエン/ジム・ブロードベント/ジュリー・ウォルターズ 公式サイト 公開: 2016年07月01日 働き口もろくにないようなアイルランドの小さな田舎町で、食料品店で働き... ...[外部サイトの続きを読む]
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    良い映画だった。アイルランドから身寄りも知人もいないニューヨークのブルックリンに単身移住した少女、きつい口調の人々にも生活にも慣れず落ち込むが、生きがいを見つけボーイフレンドもできる。冷たく思われた人たちの内面のやさしさもわかるようになっていく。  オスカーの作品賞、主演女優賞(シアーシャ・ローナン)、脚色賞にノミネートされた。シアーシャ・ローナンはゴールデン・グローブにもノミネートされた... ...[外部サイトの続きを読む]
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