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利休にたずねよ
(C) 2013「利休にたずねよ」製作委員会
製作年:
2013年
製作国:
日本
日本公開:
2013年12月7日
上映時間:
配給:
東映
カラー

チェック:直木賞に輝いた山本兼一の小説を実写化した歴史ドラマ。戦国時代から安土桃山時代に実在した茶人・千利休の若い頃の恋、それを経て培った美への情熱と執着を壮大に映し出す。『一命』の市川海老蔵が千利休にふんし、10代から70代間際までの変遷を見事に体現。さらに、利休の妻・宗恩に中谷美紀、豊臣秀吉に大森南朋、織田信長に伊勢谷友介と、実力派が集結。三井寺、大徳寺、神護寺、彦根城など、国宝級の建造物で行われたロケ映像も見ものだ。

ストーリー:3,000もの兵に取り囲まれ、雨嵐の雷鳴が辺り一帯に響き渡る中、豊臣秀吉(大森南朋)の命によって切腹しようとする茶人・千利休(市川海老蔵)の姿があった。ついに覚悟を決めて刃を腹に突き立てようとする彼に、利休夫人の宗恩(中谷美紀)は「自分以外の思い人がいたのではないか?」という、かねてから夫に抱いていた疑念をぶつける。その言葉を受けた利休は、10代から今日に至るまでの波瀾(はらん)万丈な道のりを思い出していく。

利休にたずねよ
(C) 2013「利休にたずねよ」製作委員会

映画短評

  • 今 祥枝
    美術チームの見事な仕事ぶりに尽きる
    ★★★★★
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    『火天の城』で城作りの過程を見事に再現してみせた田中光敏らしく、ディテールに凝った美術やセットによる画作りは見応えがある。

    ストーリーテリングが上手くないのは残念だ。利休が切腹に至るまでの過程と並行して描かれる、彼が終世胸に秘めたものとは何かというミステリーの引っぱりがキモであるにも関わらず機能していない。よって終盤で明かされる本作の核心が、唐突に感じられて鼻白む。

    市川海老蔵の役作りは評価が分かれる点だろう。挑戦的で斬新な利休像を体現する一方で、終始力んだ演技は全てが絵空事にも思えてしまうし、『一命』ともかぶる。映画全体を一種の様式美と捉えるならば、海老蔵のアプローチは正解と言えるか。

  • 清水 節
    高級茶CMヴィジュアル×韓流風ロマンス
    ★★★★★
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     映画の中の千利休といえば、三船敏郎や三國連太郎ら名優が晩年に挑むイメージが定着していた。市川海老蔵という意外性には膝を打つ。所作の世界という共通項が求道者を表現する上でハマり、これまでの利休像を打ち破る。むろん「おーいお茶」とは叫ばず、映像的にはむしろ高級茶CMのように、至って厳か。シネマスコープによる国宝級建造物ロケは、どのカットも美しい。ただ、あまりに画が完成されすぎ映画的ダイナミズムは乏しい。
     
     肝は何か? 「世の中を動かしているのは力と金だけではない。私がぬかずくのは美しいものだけ」と悟った利休の美意識の原点が、実は、浮き名を流し暴走した青二才時代の狂気にあったという仮説だ。主演俳優の近過去がダブり、すったもんだはあったが、こうして花の海老さまも「枯淡」に向かうという架空ドキュメントにさえ思えてくる。
     
     利休が変心していくきっかけとなるのは、高麗の女。韓国女優クララの魅力が後半を牽引する。許されぬ恋に若き日の利休は燃え上がり、悲劇を招いてしまう。しかし韓流風ロマンス場面は通俗の極みに映り、芸術家が到達した境地のルーツであるという説得性は弱い。

動画

映画『利休にたずねよ』最新予告編

ポスター/チラシ

  • 映画『利休にたずねよ』ポスター
    ポスター
  • 映画『利休にたずねよ』チラシ
    チラシ
  • 映画『利休にたずねよ』チラシ
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前売券特典

  • 映画『利休にたずねよ』【利休の美がわかる豪華ガイドブック】
    【利休の美がわかる豪華ガイドブック】

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

監督:
脚本: 小松江里子
原作: 山本兼一

キャスト

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  • 『利休にたずねよ』を見た【映画】山本兼一の直木賞受賞作を田中光敏監督が市川海老蔵を主演に迎えて映画化。共演は中谷美紀、大森南朋、伊勢谷友介、クララ from カフェビショップ (2014年7月11日 7時51分)
    これはけっこうおもしろかったっすね。 茶人千利休の映画。 市川海老蔵が千利休を演じてます。 市川海老蔵氏の演技は独特なんすよねえ。 発声が変というか、 普通に喋る時にそんな声の出し方するのかな、 それは舞台の台詞回しじゃないかと 思ってしまう発声なので … ...[外部サイトの続きを読む]
  • 【 利休にたずねよ 】美を決める男 from 映画@見取り八段 (2014年3月20日 1時55分)
    利休にたずねよ    監督: 田中光敏    出演: 市川海老蔵、中谷美紀、大森南朋、成海璃子、伊勢谷友介、市川團十郎、福士誠治、クララ、川野直輝、袴田吉彦、黒谷友香、檀れい、大谷直子、柄本明、伊武雅刀、中村嘉葎雄 公開: 2013年12月7日 2013年12月18日。劇… ...[外部サイトの続きを読む]
  • わしが額ずくのは美しいものだけだ。市川海老蔵『利休にたずねよ』 from For James Bond 007 Lovers Only (2014年1月4日 19時55分)
    わしが額ずくのは美しいものだけだ。市川海老蔵『利休にたずねよ』 ...[外部サイトの続きを読む]
  • 利休にたずねよ from ダイターンクラッシュ!! (2014年1月4日 3時8分)
    2014年1月3日(金) 18:35~ 109シネマズ川崎5 料金:0円(ポイント利用) パンフレット:未確認 いったい何をたずねればいいのか。 『利休にたずねよ』公式サイト 2chで親韓映画とボロカスに叩かれている。 それまで、渋く決めていた利休だが、一転若き日のチャラ男時代の描写となり、貢物の高麗の姫(貴族の娘)に一目惚れ、逃亡の末心中未遂という、なんだそりゃというフィクションがあるが、話としては原作にもあることであり、それ程目くじらたてるものでもないぞ。高麗の姫役、可愛いし。整形かもしれない ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「利休にたずねよ」 from 元・副会長のCinema Days (2013年12月23日 7時46分)
    くだらん。今年観た日本映画の中では、最低のシャシンだ。とにかく、何も描けていない。中身がまるで無い。見事なほどカラッポな映画である。こんな愚作を平気で垂れ流した製作側は、いったい何を考えているのだろうか。恥ずかしくないのだろうか。  劇中で利休は“私... ...[外部サイトの続きを読む]
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