シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
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プロミスト・ランド
(C) 2012 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
英題:
PROMISED LAND
製作年:
2012年
製作国:
アメリカ
日本公開:
2014年8月22日
(TOHOシネマズシャンテ ほか)
上映時間:
日本語字幕:
石田泰子
配給:
キノフィルムズ
5.1ch/ビスタサイズ

チェック:『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のマット・デイモンとガス・ヴァン・サント監督が再び手を組んだ社会派ドラマ。新たなエネルギー源として注目を浴びるシェールガス革命を背景に、脚本と製作もこなすマット演じる大手エネルギー会社の社員が、ガス採掘権を買収すべく訪れた田舎町で住民との交流を通じ、自身の人生を見つめ直していく。共演には『お家(うち)をさがそう』のジョン・クラシンスキーや、オスカー女優のフランシス・マクドーマンドら実力派がそろう。

ストーリー:寂れた田舎町のマッキンリーを訪れた大手エネルギー会社の幹部候補スティーヴ(マット・デイモン)。そこには良質のシェールガスが埋蔵されており、不況に苦しむ農場主たちから安値で採掘権を買収する交渉のため同地に来たのだった。住民を簡単に説得できるともくろんでいたスティーヴだったが、思いも寄らぬ障壁が立ちはだかり……。

プロミスト・ランド
(C) 2012 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

映画短評

  • ミルクマン斉藤
    どうせなら『GERRY』くらい振り切ってるほうが。
    ★★★★★
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    ヴァン・サントとデイモン。この二人が組んだ『グッド・ウィル・ハンティング』は、両者が抱え持つ個人的なるものと大衆的なるものとがいい塩梅で結び付いた傑作といっていいと思うが(ま、今となるとB.アフレックの素養も大きいか)、これはいささか鼻につく。「個人vs社会」というリベラルぽい立場を取る二人だけに、物語の結末が数十分で見えてしまう(少なくともいくつかの選択肢の中には必ず入る)。いや、別に見えてしまったっていいのだが、それをいかにもどんでん返し的に示されても困ってしまうばかりだ。安易すぎるラスト含め「ニューシネマ時代のハリウッド映画」を想わせるという点で憎めない作品ではあるが、平凡。

  • 森 直人
    生真面目なマット、美意識のガス
    ★★★★
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    「エリート嫌いのエリート出身者」――マット・デイモンの思考のフレームを一言で表すとそんな感じ。元CIAの一匹狼J・ボーンも然りだが、数学の天才の清掃員を描いた脚本作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』がまさに典型。

    今作も「環境 VS 経済」という“別個の正義”を対峙させつつ、大手保守に一石を投じる構造が『グッド・ウィル~』によく似ている。

    そんな生真面目な脚本を、ガス・ヴァン・サントは簡潔&美的に仕上げる。映画タイトルはB・スプリングスティーンの曲名が元ネタか?と思うが、ガスが使ったのはL.A.出身の新進デュオ、ザ・ミルク・カートン・キッズの楽曲。インディーズ魂とセンスの良さが光る。

  • 相馬 学
    社会派に偏らない、バランスの良い人間ドラマ
    ★★★★
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     シェールガス開発によって、農地は不毛の地と化す。土地が死ぬという現実はショッキングではあるか、本作の良さはそれを社会派映画のフォーマットに押しこめないところにある。

     主人公はガス会社の手先で悪役にもなりうるところだが、そこはマット・デイモン、『幸せへのキセキ』のような温かい人間性も表現。物語自体も主人公の心の軌跡にフォーカスし、彼を罰したり、必要以上に共感を寄せたりしない。そのバランス感覚に人間ドラマの秀逸さを感じる。

     共演のフランシス・マクドーマンドもイイ味を出しているが、ハル・ホルブルックらベテラン勢が田舎の人間の“顔”になりきっている点も高ポイント。イイ面構えがそろった。

  • 山縣みどり
    土地を所有することの責任と痛みについて考えた
    ★★★★★
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    アメリカ移民にとってホームステッド法は夢の実現だった。手に入れた土地で農業を営み(または油田を掘り当てて)、末代まで幸せに暮らすはずだったが、今や農業では生計が立てられず無価値な土地にしがみつく農民だらけ。苦い現状を見て育った青年スティーヴが天然ガス開発で田舎町を救済したいと思う心情は理解できるし、掘削による土地汚染を指摘するインテリ老人の言葉にもうなずける。見ているうちに「私だったらどうする?」と自問自答するし、土地を所有するとは一族の地所を守るだけでなく、環境を守る責任も伴うと痛感。天然ガスを原発に置き換えても然り。でもワラにもすがりたい農民の痛みも伝わってきて、実に切ないのであった。

  • 平沢 薫
    環境保護ドラマではなく、"信念"についての物語
    ★★★★★
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    これは、"信念"についての物語だ。自分が許容できるものは何で、譲歩できないものは何なのか。主人公が直面する問いは、彼の信念を巡るもの。環境保護や土地開発についての是非ではない。彼も、彼の仕事のパートナーも、彼が田舎町で出会う人々も、それぞれに自分が捨てられないものを選びとる。

    そんな人々の背後で、常に画面の大部分を占めているアメリカの農園地帯の雄大な風景が、もうひとりの主要登場人物。撮影はスウェーデン出身、「シェルター」「アメリカン・ハッスル」のリヌス・サンドグレン。80年代のコダクロームの質感を意識して自然光で撮られた広大な緑の大地が、人間たちのそれぞれの選択を、静かに見ている。

動画

映画『プロミスト・ランド』予告編

写真ギャラリー

Focus Features / Photofest / ゲッティ イメージズ

ポスター/チラシ

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前売券特典

  • 映画『プロミスト・ランド』オリジナルクリアファイル
    オリジナルクリアファイル

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

監督・製作総指揮:
プロダクションデザイン: ダニエル・B・クランシー
衣装デザイン: ジュリエット・ポルクサ
キャスティング: フランシーヌ・マイスラー

キャスト

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  • 映画『プロミスト・ランド』★“嘱望の地”は良かれと決めた道の先にあるのかも from **☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆** (2014年9月23日 21時14分)
      作品について http://cinema.pia.co.jp/title/163935/ ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。     エネルギー会社の幹部候補スティーヴは シェールガスの採掘権を買い占めるために、農場の地主まわりをする。 わりのイイ話で、順調に進むかにみえたが、 環境保護を理由に、強硬に反対する者が現れてしまう――     …… と... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「プロミスト・ランド」 from ここなつ映画レビュー (2014年9月17日 13時16分)
    心から素晴らしい作品だったと思える。生い立ち、思い出、プライド、仕事に対する姿勢、積み重ねた生き方…そんなものをまとめた自分自身という名の胸倉を掴まれ上に持ち上げられ、ぐらぐらと揺らされた挙句にパッと手を放されたような感じ。パッと突き放された割には余韻が残るのも又良い。ガス・ヴァン・サント×マット・デイモン。食指が動かぬ筈がない。しかし、その期待感を超えていた。物語は、グローバル社という大手のエネルギー会社から、天然ガス(シェールガス)が埋蔵する土地を買収する為にペンシルバニアの田舎町マッキンリーに派遣され ...[外部サイトの続きを読む]
  • プロミスト・ランド from ダイターンクラッシュ!! (2014年9月4日 23時24分)
    2014年9月2日(火) 19:40~ TOHOシネマズシャンテ3 料金:1400円(シネマイレージデイ) パンフレット:未確認 社畜のお猿さん、仕事を放棄。 『プロミスト・ランド 』公式サイト 田舎に出向いては、農場主から土地を買い取る、天然ガス屋のマット・デイモン。 田舎教師と侮っていた爺さんが、MIT出身のエリートだったという打撃もあり、地上げが上手く進まない。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を歌う環境保護活動家の攻撃もあり・・・。 取り換えのきく社畜に過ぎなかったと認識し、仕事を放棄した。 ...[外部サイトの続きを読む]
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    映画『プロミスト・ランド』は真面目で良心的な古典的アメリカ映画らしさを持っている ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「プロミスト・ランド」 from 元・副会長のCinema Days (2014年9月2日 6時35分)
    (原題:PROMISED LAND )かなり“薄味”の映画である。作劇や演技、メッセージ性など、いずれもボンヤリとした感じで印象に残らない。しかも取り上げた題材の一番重要な点には言及されておらず、これでは失敗作と言われても仕方が無いだろう。ガス・ヴァン・サント監督作... ...[外部サイトの続きを読む]
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