シネマトゥデイ

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恋の渦
(C) 2013 シネマ☆インパクト
製作年:
2013年
製作国:
日本
日本公開:
2013年7月6日
上映時間:
配給:
シネマ☆インパクト
カラー

チェック:2006年に上演された劇団ポツドールの三浦大輔による戯曲を、『モテキ』シリーズなどの大根仁監督が映画化した群像劇。気鋭の監督が受講生と新作を撮るワークショップ「シネマ☆インパクト」の一企画として制作され、“部屋コン”で知り合った男女9人の本音とうそやエゴが交錯する恋愛模様を描く。登場人物たちの繰り広げる言動が観客の感情移入を誘う構成が評判となり、自主映画ながら異例のヒットを記録した話題作に引き込まれる。

ストーリー:とある“部屋コン”に集合した男女9人。やって来た1人の女の子のビジュアルに男たちは全員がっかりする。何とか場を盛り上げようと頑張るも全くうまくいかず、微妙な空気を引きずったままコンパは終了した。しかしその夜から、恋心と下心、本音とうそが入り乱れる恋愛模様が展開していき……。

恋の渦
(C) 2013 シネマ☆インパクト

映画短評

  • 轟 夕起夫
    恋の渦とは欲望の渦、煩悩の渦……日本製トラジコメディの傑作!
    ★★★★★
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    人間ってえのは「上半身」と「下半身」との闘い、その止めどない葛藤のもとに生きている。それはつまり“ひとり相撲”みたいなものだから、端から見れば滑稽な姿この上ない。

    部屋コンをキッカケに、男女9人のゲスでエロくてDQNな恋愛模様が繰り広げられていく本作。最初は自分を棚上げしてニヤニヤと眺めていたのだが、時折ドキっ、イタっ、ムムっと心が反応、最後には、ジ~ンとしたかと思えば「ウギャっ」と小さな悲鳴を上げていた。

    セックスを(誠実かつ品よく)映画に盛り込むのはとても難しいのだが、たとえば『スーパーバッド 童貞ウォーズ』や『ヤング≒アダルト』みたいな映画が日本でも作れることを示した大根仁監督の演出スキルを称えておきたい。“玉突き交通事故”のごとき生態観察日記、各エピソードを「ドン、ド、ドン、バーン」というバスドラ&スネアの音で寸断しつつブリッジ、並走してゆく複数の時間のフローが心地よい。このダラダラなノンストップ感は、ネットを手に入れて以来四六時中、自分の足の裏側の世界、他人事さえをも貪る我々の欲望、はたまた、LINE的な時空間を「映画のカタチ」にしたもの、でもある。

  • 森 直人
    大傑作。もはや「金がない」ことは言い訳にならない!
    ★★★★★
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    よく日本映画のハンデとして語られるのは「金がない」ことである。特にインディーズ系映画は、有名キャストも豪華セットもCGも使えないんだからご容赦くださいよ~、とでもいった暗黙の甘えが感じられるものが正直多い。だが本当にそれは解決不能な逆境なのか? 本作『恋の渦』は、監督・大根仁の弁によると「現場制作費10万円(マジですよ!)」(『テレビブロス』誌のコラム連載「中春スケッチブック」2013年3月2日号より)というケタはずれの超低予算だ。キャストは全員無名、舞台は4つの部屋の中のみ。だけど、めちゃくちゃ面白い! 言わば東宝で大根が撮った『モテキ』(こちらの予算は「ン億円」とのこと)で森山未來と長澤まさみが過ごすエロい部屋のシーン、あれをディープに全面展開したような濃厚さ。つまり面白い脚本(三浦大輔)と高い演出力があれば、ハリウッドや大手会社の映画にも勝てるのだ。本作は凡百の作り手たちに言い訳を許さなくしてしまった。罪な大傑作である。

  • 中山 治美
    Twitterの盛り上がりはウソじゃなかった
    ★★★★
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    山本政志監督率いる実践映画塾「シネマ☆インパクト」の1企画として制作され、今春、渋谷でイベント上映されるや連日満員の大ヒット。Twitterの盛り上がりを半信半疑で観賞したが、気づけばスクリーンに釘付けになっていた。“部屋コン“に集まった今どきの男女9人の、絡まりまくった恋模様を描いているのだが、彼らの生活を覗き見しているようなリアルさに舌を巻いた。わずか4日間で撮影したそうだが、えも言われぬテンションの高さや若手俳優陣の情熱が上手く作品にリンクしたのだろう。ただ劇作家&演出家の三浦大輔が手掛けたオリジナル舞台を知る者としては、各キャラクターのルックスは模倣したのじゃないか?と思えるほどそのまんま。4部屋で起こるドラマを同時に見せた舞台版の斬新さとテンポの良さに比べ、ザッピングするかのように4部屋の話を繋げて上映時間2時間超えはちと長い。でも、その意欲に免じて拍手を送りたい。

ポスター/チラシ

  • 映画『恋の渦』ポスター
    ポスター
  • 映画『恋の渦』チラシ
    チラシ
  • 映画『恋の渦』チラシ
    チラシ

スタッフ

監督・撮影・編集:
原作・脚本: 三浦大輔
撮影・編集: 大関泰幸
撮影: 高木風太
制作: 山本政志
制作担当: 吉川正文
助監督: 甫木元空
美術: 碓田佐紀子
美術協力: 磯見俊裕
衣装協力: 伊賀大介

キャスト

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    恋の渦     監督: 大根仁    キャスト: 新倉健太、若井尚子、柴田千紘、後藤ユウミ、松澤匠、上田祐揮、澤村大輔、圓谷健太、國武綾、松下貞治、鎌滝博秋、杉尾真理子、広瀬登紀江 公開: 2013年7月6日 2014年8月3日。DVD観賞。 ネット上で話題になっていた… ...[外部サイトの続きを読む]
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