シネマトゥデイ

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パレードへようこそ
(C) PATHE PRODUCTIONS LIMITED. BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND THE BRITISH FILM INSTITUTE 2014. ALL RIGHTS RESERVED.
英題:
PRIDE
製作年:
2014年
製作国:
イギリス
日本公開:
2015年4月4日
(シネスイッチ銀座ほか)
上映時間:
日本語字幕:
齋藤敦子
配給:
セテラ・インターナショナル
カラー

チェック:ストライキ中の炭鉱労働者支援に立ち上がったロンドンのLGSM(ゲイとレズビアンの活動家たち)の若者たちと、ウェールズの炭鉱労働者の交流をつづる感動作。イギリスのマーガレット・サッチャー政権下で起きた実話が、1980年代の名曲をバックに描かれる。監督は、第63回トニー賞にて監督賞を受賞したマシュー・ウォーチャス。出演には『ラブ・アクチュアリー』などのビル・ナイ、『ヴェラ・ドレイク』などのイメルダ・スタウントン、『サンシャイン/歌声が響く街』などのジョージ・マッケイらがそろう。

ストーリー:マーガレット・サッチャー政権下の1984年夏、ロンドン。炭鉱労働者のストライキの報道を見たマーク(ベン・シュネッツァー)は、彼らを救済すべく仲間たちと募金活動をすることに。しかし、ゲイとレズビアンの活動家グループであるマークたちが必死でかき集めた支援金を受け入れる炭鉱団体はなかった。それでもマークたちはめげず、労働者たちに直接寄付金を渡すためロンドンからウェールズへ向かう。

パレードへようこそ
(C) PATHE PRODUCTIONS LIMITED. BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND THE BRITISH FILM INSTITUTE 2014. ALL RIGHTS RESERVED.

映画短評

  • 中山 治美
    抵抗の歴史から秀作が生まれる
    ★★★★★
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     サッチャー時代の炭鉱夫の窮状は、映画で随分知ったつもりになっていたが、まだネタがあるとは。労働者と同性愛者が共闘して権力に物申す。その背景にある英国の同性愛者への偏見の根深さは『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』公開後だけに、実に感慨深い。そこに英国ジョークを散りばめながら再現された実話は、狭い世界で足を引っ張り合う我々に対して、向かう敵はそこじゃない!という叱咤と、明日への活力をくれる。これぞ英国映画のお家芸。
     しかし中国なら文革、ドイツはナチ、スペインはフランコと、皮肉なことに庶民が抑圧されていた時代を描いた作品は秀作揃い。今の日本からもいずれ傑作が生まれるはず??

  • 山縣みどり
    同性カップル証明書発行条例に反対する人こそ見てほしい!
    ★★★★★
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    マッチョ&超保守的な田舎の炭坑労働者組合とロンドンのおしゃれな同性愛者たちが連帯した奇跡が実話とは! 心がざわめき、そしてハッピーな気分になる快作だった。ハードコアな経済改革を押し進めたサッチャリズムの犠牲になっていた人々が「敵の敵は味方!」という感じで共闘し始めるあたりはちょっとおかしいが、監督は連帯する過程で同性愛者に対するさまざまな差別意識や好奇心を浮き上がらせ、人間には自身と異なる他者を受け入れる素地があると教えてくれる。さらに80年代後半に同性愛者の前に立ちはだかったAIDSの恐怖にも触れていて、私的な名作 『ロングタイム・コンパニオン』も彷彿。心地よく泣きました。

  • なかざわひでゆき
    差別も偏見も蹴散らすオバちゃんパワーに脱帽!
    ★★★★★
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     実話を基にした作品。‘80年代のイギリスで、サッチャー政権の弱者切り捨てに苦しむ炭鉱労働者たちへ、同じように弾圧を受ける同性愛者たちが救いの手を差し伸べる。
     とはいえ、田舎の労働者にとって同性愛者はエイリアンも同然。なので、虐げられる者同士の団結も、なかなか一筋縄ではいかない。そんな中、両者の溝を埋めていくのが実はオバちゃんパワーだ。
     同性愛者を嫌う人々に“恩を仇で返すなどケシカラン!”と啖呵を切り、初体験のゲイバーに興味津々、大人のおもちゃを見つけてキャッキャと笑い転げるオバちゃんたちの大らかで可愛らしいこと!世界が日に日に荒んでいく今、必要なのはオバちゃんの力なのかもしれない。

動画

炭鉱労働者のために立ち上がれ!映画『パレードへようこそ』予告編

写真ギャラリー

CBS Films / Photofest / ゲッティ イメージズ

ポスター/チラシ

  • 映画『パレードへようこそ』ポスター
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  • 映画『パレードへようこそ』チラシ
    チラシ
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前売券特典

  • 映画『パレードへようこそ』オリジナル手ぬぐい
    オリジナル手ぬぐい

※数量や販売期間が限定されていたり、劇場によっては取扱が無い場合があります。


スタッフ

撮影監督: タト・ラドクリフ
キャスティング: フィオナ・ウィアー

キャスト

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    「リトル・ダンサー (2000)」にも出てきた1984年夏の英国における大規模な炭鉱ストライキをロンドンのゲイやレズが支援したと言う実話を元にした映画。  当事者本人たちが出演している映像をこちらで見つけた。  最後に炭鉱夫たちは仕事に戻るが、閉鎖が撤回されたわけではなく、敗北してストライキをやめたため。 □  同性愛者に対する偏見が強かった1984年の英国。サッチャー政権は採算の... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「パレードへようこそ」 from 元・副会長のCinema Days (2015年6月13日 6時18分)
    (原題:PRIDE )楽しめた。驚きの実話を取り上げつつも単に物珍しさでは無く、イギリス社会の構図の描出はもちろん異なるカルチャーを持つ者達同士でも価値観を共有し連帯出来ることを的確に示し、観た後の満足感はけっこう大きなものがある。  84年、時のサッチ... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 【映画】 パレードへようこそ from 別冊 社内報 (2015年5月29日 10時22分)
    「リトル・ダンサー」と舞台をかぶらせながら、でもタイトルからユルい内容を予想しておりました。 こういう作品がお好みな向きは、まず泣きます。 始まって20分くらいの、ゲイバーでのスピーチなんて号泣。あと、パンとバラの歌。ラストも当然泣けます。 労働問題とか同性愛に気を取られてると、ちょっと難しい。 ビッグイシューを大通公園のレインボーマーチで販売した我々は、そういうのをクリアできるので、思う存分号泣。 ■ シアターキノにて ...[外部サイトの続きを読む]
  • パレードへようこそ・・・・・評価額1650円 from ノラネコの呑んで観るシネマ (2015年4月11日 23時0分)
    連帯よ、永遠に。 サッチャー政権下のイギリスで、政府と対立するウェールズの炭鉱労働者のストを、同性愛者のコミュニティが支援した実話ベースの作品。 強固な鎖も、バラバラでは無意味。 信念を持った一人ひとりが、寛容と共感によって絆を結ぶ時、やがてそれは社会を動かす大きな力となってゆく。 題材はへヴィーだが、英国映画らしいシニカルなユーモアを隠し味に、軽妙な語り口で紡がれる物語に説教く... ...[外部サイトの続きを読む]
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