シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
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さよなら、人類
(C) Roy Andersson Filmproduktion AB
英題:
A PIGEON SAT ON A BRANCH REFLECTING ON EXISTENCE
製作年:
2014年
製作国:
スウェーデン/ノルウェー/フランス/ドイツ
日本公開:
2015年8月8日
(YEBISU GARDEN CINEMAほか)
上映時間:
提供・配給:
ビターズ・エンド
提供:
スタイルジャム
製作:
ROY ANDERSSON FILMPRODUKTION AB
カラー

チェック:独特のスタイルで異彩を放つスウェーデンの鬼才ロイ・アンダーソン監督による、『散歩する惑星』『愛おしき隣人』に続くリビングトリロジーの最終章となる不条理コメディー。面白グッズを販売している2人組のセールスマンが、どうやってもうまくいかない人々の悲喜こもごもな人生を目撃するさまを、シュールかつブラックな笑いに満ちた39のシーンで描き切る。構図、配置、配色、美術など細部にまでこだわり完成に4年を費やし、第71回ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した。

ストーリー:パッとしないセールスマンコンビのサム(ニルス・ヴェストブロム)とヨナタン(ホルゲル・アンデション)は、面白グッズ販売を目的にさまざまな人々を訪ね回っていた。その際に彼らは、ワインを開けようとして心臓発作を起こしてしまう夫と異変に気付かない妻、天国まで持っていくと宝石入りのバッグを手放さない亡くなる直前の老女など、切なくもこっけいな人生模様を目の当たりにする。

さよなら、人類
(C) Roy Andersson Filmproduktion AB

映画短評

  • 森 直人
    ロイ・アンダーソン世界の究極形にして入門編
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    自らのスタイルを絶頂に高めたロイ・アンダーソンの大傑作だ。ワンシーン&ワンショットによる絵画的構図のミニコント集だが、各エピソードの有機的な連鎖の中に歴史のイメージも交え、長編としてのうねりが見事に醸成されていく。

    アナログセット主義や、複数の主体が同じフレームの中でギャグを同時進行させる語りは、やはりジャック・タチに近いが、決してハイブロウな笑いに終始するものではない。不器用に生きる庶民たちの群像模様は人懐っこい哀愁に満ちている。

    4コマ漫画のスタイルの延長で、大河的な感動にのぼりつめた業田良家の『自虐の詩』等も連想した。ここには生きる事の根源を問う人間哲学がある。敬遠せずに観て欲しい!

  • くれい響
    もちろん、ランニングの人は出てきません。
    ★★★★
    »読む«閉じる

    『バードマン』を抑え、ヴェネチアで金獅子賞受賞!というと、ハードルも上がるが、相変わらずの脱力系、ロイ・アンダーソン監督作。『散歩する惑星』に始まる“リビングトリロジー最終章”であり、細部まで計算された構図や配色、そしてシュールなギャグは過去作同様、松本人志のコント好きならハマるはず(今回は、キスおばさんが…!)。主人公のサエない面白グッズ営業マン2人組は、まるで「ゴドーを待ちながら」の主人公で、実際にそれっぽいスケッチも登場。男色家の噂もあった自国の国王・カール12世や、アフリカの囚人がローストされる巨大オルガンのスケッチなど、“攻め”描写もあり、頭をフル回転させて挑んでみるのもいいだろう。

動画

映画『さよなら、人類』予告編
映画『さよなら、人類』メイキング映像1
映画『さよなら、人類』メイキング映像2

ポスター/チラシ

  • 映画『さよなら、人類』ポスター
    ポスター
  • 映画『さよなら、人類』チラシ
    チラシ
  • 映画『さよなら、人類』チラシ
    チラシ

スタッフ

監督・脚本:

キャスト

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    公式サイト。スウェーデン=ノルウェー=フランス=ドイツ。英題:A Pigeon Sat on a Branch Reflecting on Existence。ロイ・アンダーソン監督。ホルゲル・アンデション、ニルス・ヴェストブロム ... ...[外部サイトの続きを読む]
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