シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
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ガール・オン・ザ・トレイン
(C) Universal Pictures
英題:
THE GIRL ON THE TRAIN
製作年:
2016年
製作国:
アメリカ
日本公開:
2016年11月18日
(TOHOシネマズ みゆき座ほか)
上映時間:
配給:
東宝東和
製作会社:
ドリームワークス・ピクチャーズ / リライアンス・エンターテインメント
カラー

チェック:ポーラ・ホーキンズの小説を基にしたミステリー。通勤電車の窓から人妻の不倫現場を目撃したのを機に、殺人事件に巻き込まれる女性の姿を追う。メガホンを取るのは、『ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~』などのテイト・テイラー。『プラダを着た悪魔』などのエミリー・ブラント、『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』などのレベッカ・ファーガソンらが集結する。待ち受ける衝撃のラストに息をのむ。

ストーリー:夫トム(ジャスティン・セロー)と離婚し、深い悲しみに沈むレイチェル(エミリー・ブラント)。そんな彼女を慰めるのが、かつてトムと暮らしていた家の近所に住む夫婦の仲むつまじい姿だった。通勤電車の窓から二人を眺めてはトムと過ごした日々を思い出す彼女だったが、その夫婦の妻が不倫にふけっている現場を目撃する。次の日、電車を降りて彼らの様子を確かめようとするが、不意に記憶を失ってしまう。やがて自分の部屋で大けがを負った状態で目を覚ましたレイチェルは、その人妻が死体で発見されたのを知るが……。

ガール・オン・ザ・トレイン
(C) Universal Pictures

映画短評

  • 山縣みどり
    前評判が高すぎて、肩すかしをくらったな
    ★★★★★
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    世界的ベストセラーの映画化で、アメリカでは公開前から『ゴーン・ガール』に続く快作と前評判が高かったが、ふたを開けてびっくり。エミリー・ブラント演じるレイチェルが離婚で傷心となり、常軌を逸した行動を取ったかもと疑心暗鬼になる物語の核が弱い。さらに彼女が理想の結婚像として憧れる、ヘイリー・ベネット演じるメーガンの物語にもレイチェルの痛みとの関係性を見出せず、バラバラ感がいなめない。結局、DVで浮気性の男にコロリとだまされた女3人の恨み節だったということか。女性3人のリベンジ劇にしちゃえばよかったのに。

  • なかざわひでゆき
    謎解きとフェミニズムを両立させた絶品ミステリー
    ★★★★★
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     通勤電車の窓から他人の家を覗く女性が、いつもとは違う光景を目撃したことから、やがて殺人事件に巻き込まれていく…という導入部はまさに『裏窓』。アル中で記憶力も判断力も不安定なヒロインが逆に容疑者として追い詰められていく『白い恐怖』のような展開を含め、ヒッチコック的な古典ミステリーの手法を実に上手く取り入れている。
     さらにフラッシュバックを多用しつつ、カギを握る3人の女性の視点から複雑に入り組んだ事件の背景を徐々に紐解くことで、他者には見えづらいドメスティック・バイオレンスの根深さを浮かび上がらせる語り口が絶妙。謎解きの面白さとフェミニズム的テーマをきっちりと両立させた監督の手腕が光る。

  • 森 直人
    ヒッチコック映画術の現代的応用の一例
    ★★★★
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    通勤電車の窓から怪しげな光景を目撃する――まさに“動く『裏窓』”! この設定だけでもヒッチコック色濃厚だが、全面導入されているのは『めまい』だ。特に定本『映画術』でトリュフォーが「不安定な、一所懸命に対象をつかまえようとするリズム」、ヒッチが「映画全体がひどく情緒不安定な視点」と語った基本構造が、アル中でブラックアウト(記憶喪失)を起こしているヒロインの朦朧とした彷徨に応用されている。

    疑惑の目を向けられるのは誰か――もヒッチの法則。ただ激しい情念に憑かれたE・ブラントの演技が凄すぎて、“女性映画”としては怪作の印象(笑)。古典的な映画マナーと現代的なテーマがパワフルに合体した一本だ。

  • 平沢 薫
    ミステリーに技あり。映像に美学あり。
    ★★★★★
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     事件関係者たちの別の顔が次々に明らかになっていく、というのはミステリーの定番だが、本作は2つの点がユニークだ。まず、ドラマの進行と共に、物語の語り手であるヒロイン自身の別の側面も少しずつ明かされていくという手法。もう一つは、彼女が自分自身に疑惑を抱くという設定だ。
     そして映像が美しい。映像はヒロインの眼に映る世界であり、彼女の心の状態の反映。彼女が列車の窓ガラス越しに見る世界は、いつも曇天で、空気は湿っている。撮影はデンマーク出身のシャルロッテ・ブルース・クリステンセン。トマス・ヴィンターベアやアントン・コービンの映画を撮った彼女が、晩秋の湿度と冷気を独自の美学で映し出す。

動画

映画『ガール・オン・ザ・トレイン』予告編(30秒)
映画『ガール・オン・ザ・トレイン』予告編(90秒)

写真ギャラリー

(C) Universal Pictures

ポスター/チラシ

  • 映画『ガール・オン・ザ・トレイン』ポスター
    ポスター
  • 映画『ガール・オン・ザ・トレイン』チラシ
    チラシ
  • 映画『ガール・オン・ザ・トレイン』チラシ
    チラシ

スタッフ

キャスト

レイチェル・ワトソン:
メガン・ヒップウェル:
アナ・ワトソン:
トム・ワトソン:
スコット・ヒップウェル:
カマル・アブディッチ:
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    公式サイト。原題:The Girl on the Train。ポーラ・ホーキンズ原作、テイト・テイラー監督。エミリー・ブラント、レベッカ・ファーガソン、ヘイリー・ベネット、ジャスティン・セロー、ル ... ...[外部サイトの続きを読む]
  • ガール・オン・ザ・トレイン (2016) ★ from どんくらの映画わくわくどきどき (2016年11月20日 3時22分)
    離婚して二年、レイチェルは未だに以前の生活に未練があって昼間から飲酒している。レイチェルが理想の妻だと思っていた名前も知らない若い女性が行方不明となりレイチェルに疑いがかかる。しかしレイチェルは泥酔していてまったく記憶がない。エミリー・ブラント主演のミステリー/スリラー。 レイチェルが利用しているのはメトロノース鉄道でニューヨークから北の地域に路線を展開している。映画に出てくるアーズリ... ...[外部サイトの続きを読む]
  • ガール・オン・ザ・トレイン / The Girl on the Train from 勝手に映画評 (2016年11月19日 18時24分)
    ネタバレあり。 ポーラ・ホーキンズのヒット小説『ガール・オン・ザ・トレイン』の映画化作品。 初めは、パッと見レイチェルが怪しい様には見えませんが、徐々に彼女の“異常さ”が明らかになっていきます。“本当だったら”、ありゃストーカーだよねぇ。日本でもストーカー... ...[外部サイトの続きを読む]
  • THE GIRL ON THE TRAIN/ガール・オン・ザ・トレイン from 我想一個人映画美的女人blog (2016年11月5日 1時13分)
    NYで最後に見た劇場映画。 もう日本でもすぐに公開なので先にup。 NYタイムズのベストセラーで21週No.1やサンデー・タイムズ・ベストセラー(英国)30週No.1の驚異の記録! 50ヵ国で累計1500万部の空前のベストセラーとなった同名ミステリー小説を基に映画化。 監督したのは「ヘルプ 心がつなぐストーリー」がオスカーノミニーなど評価されたテイト・テイラー。 キャスト。 レイチェルに、エミリー・ブラント。 元夫のトムには、「マルホランド・ドライブ」のジ. ...[外部サイトの続きを読む]
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