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工藤夕貴、子どものころのDVを告白…それでも人生はやり直せると笑顔

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「どうやって自分として生きたらいいかわからなくなるんです」DV体験を語った工藤夕貴
「どうやって自分として生きたらいいかわからなくなるんです」DV体験を語った工藤夕貴

 10日、赤坂のカナダ大使館で映画『カラカラ』完成披露試写会が行われ、工藤夕貴クロード・ガニオン監督が来場、本作を通じた出会いについて語った。

映画『カラカラ』舞台あいさつ写真ギャラリー

 『Keiko』『ケニー』など、カナダと日本の両国を舞台に映画を製作してきたガニオン監督が、沖縄のみでロケを敢行した本作。カナダ人男性と沖縄の主婦を主人公に、沖縄の島を旅することで人生を見つめ直していく二人の姿をつづったロード・ムービーだ。

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 「ある出会いによって人生を見つめ直す」という本作のテーマにちなみ、「出会い」について聞かれた工藤は「これは映画会社の人に言えと言われたんですが、結婚ですね」と照れくさそうに切り出す。工藤は2010年、7歳年上の公務員で武道家の男性と再婚を果たしており、「わたしは一生結婚しないと思っていましたけど、何かの縁で日本男児のような、今までのわたしだったらまったく選ばなかったような人と出会い、人生勉強を毎日重ねています」としみじみと語った。

 一方、劇中で工藤が演じる主婦の純子は、夫から日常的な暴力を受けているにもかかわらず、その生活にしがみつこうと必死な姿を見せる。そんな役柄について工藤は「うちの家庭は子どものときにDVがあったので、純子の役には入りやすかった」と告白する。

 さらに「家の中で暴力をふるわれると、自分がなくなってしまう。自分をどうやって出したらいいか、どうやって自分として生きたらいいかわからなくなるんです」と続けた工藤は、「それでも人との出会いで、自分らしく生きていくことに気づいていく。息の抜けた自分であることがどれだけすてきなことなのか。人生っていつでもやり直せるチャンスがある。そんなことを感じさせてくれる映画だと思います」とコメントを寄せる。

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 そんな工藤の演技にガニオン監督は、「夕貴は、最初から脚本を読み込んで、(役の)細かいところまで理解していた。彼女との仕事はスムーズで全く問題がなかったね」と太鼓判を押す。そんな二人の信頼関係が、第36回モントリオール世界映画祭「世界に開かれた視点賞」「観客賞」のダブル受賞に結果に結実したことをうかがわせた。(取材・文:壬生智裕)

映画『カラカラ』は1月19日より順次全国公開(沖縄は1月12日より先行公開)

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