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山田裕貴、金髪!ヤマケンも存在感『となりの怪物くん』

ヤマケンにふんした山田裕貴
ヤマケンにふんした山田裕貴 - (C) 2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 (C) ろびこ/講談社

 NHKの連続テレビ小説「なつぞら」(2019年前期)に出演が決定したことも話題の俳優・山田裕貴だが、公開中の映画『となりの怪物くん』でも鮮やかな金髪の高校生・ヤマケン役で存在感を示している。

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 山田は、2011年に放送された特撮ドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」への出演で注目を浴びて以降、出演作が相次ぐ俳優。愛知県出身の27歳で、毎年のように「今年ブレイク必至の俳優」に名前が挙がるが、実際にはドラマ「特捜9」といった人気シリーズに新加入したり、前述の朝ドラに初出演が決まったりと、着実に若き実力派として歩みを進めている。

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雫(土屋太鳳)と春(菅田将暉) - (C) 2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 (C) ろびこ/講談社

 そんな山田が『となりの怪物くん』で演じたのは、お坊ちゃん学校に通うヤマケンこと山口賢二。映画では、予測不能な行動をとる天才・吉田春(菅田将暉)と、がり勉少女・水谷雫(土屋太鳳)を中心に、友情や恋愛を通して変化していく高校生の日々が描かれる。主演の二人がフィーチャーされがちだが、山田は春たちとは別の学校に通いながらも、春とはライバル、雫に次第に興味を抱いていくヤマケンとして、物語に広がりを与えている。

 山田というと、もちろん主人公も演じることがあるが、話題作において2番手以降の役どころで活躍するイメージがある。今回もそのパターンで、これまでの経験を存分に生かした好演を見せつけている。出演発表の際には、原作でも魅力的なキャラクター・ヤマケンを演じることに大きなプレッシャーがあったことを明かしつつ、「映画のヤマケンもいいぞと言ってもらえるように演じたつもりです」とコメントしていた山田。その言葉通り、役柄や物語上での役割にふさわしい表現で、観客の印象に残るヤマケンを演じきっている。その良き2番手男子っぷりは、もはや山田の真骨頂と思えるほど。

 山田は本作に加えてこの先、『海街diary』などの是枝裕和監督による人間ドラマ『万引き家族』(6月8日公開)や男子高校生4人組の恋と友情を描く『虹色デイズ』(7月6日公開)に出演するほか、台湾の青春映画の日本版となる『あの頃、君を追いかけた』(2018年公開)では主演を務める。各作品それぞれのポジションで山田が“魅せる”さまに注目したい。(編集部・小山美咲)

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