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きのこが人類を救う!? 菌類の知られざる可能性を描くドキュメンタリー、9月に公開

きのこってスゴい!
きのこってスゴい! - (C) 2018, Fantastic Fungi, LLC

 きのこや菌類の秘めたる力に迫るドキュメンタリー映画『Fantastic Fungi(原題)』の邦題が『素晴らしき、きのこの世界』に決定し、9月24日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開することが明らかになった。

 本作では監督を務めるのは、ナショナルジオグラフィックやディズニーネイチャーのドキュメンタリー作品を手掛け、タイムラプス(低速度撮影)のパイオニアと言われる映像作家ルイ・シュワルツバーグ。ナレーションをアカデミー賞俳優で、きのこ好きのブリー・ラーソンが担当するほか、菌類学者のポール・スタメッツや『フード・インク』にも出演したジャーナリストのマイケル・ポーラン、人気フードライターのユージニア・ボーンなど多彩な専門家が登場する。

 きのこや菌類は食物としてだけでなく、さまざまな生命の再生や維持、アルツハイマーやがんなどの治療、環境汚染の浄化にまで役立つことから、医療や治療、環境問題といった地球上の諸問題への解決策として応用が期待されている。本作では、幻覚作用をもたらす一方で、人間の命を救うほどの力も持っていると言われるきのこや菌類の可能性が提示されている。

 本作は本国アメリカでは20週にわたるロングラン上映が行われており、予想をはるかに超えるヒットを記録したという。(編集部・大内啓輔)

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