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「六本木クラス」料理人りく役・さとうほなみに絶賛の嵐 韓国版の俳優も同役でブレイク

「六本木クラス」10話よりさとうほなみ演じるりく
「六本木クラス」10話よりさとうほなみ演じるりく - (C)Kwang jin /tv asahi

 8日放送の竹内涼真主演によるテレビ朝日系ドラマ「六本木クラス」(毎週木曜夜9時~)第10話で、さとうほなみ演じる「二代目みやべ」の料理人・綾瀬りくを巡る事件が勃発し、さとうの凛とした演技が絶賛され、「りくはりく」とキャラクターへのエールも多く寄せられた(※ネタバレあり。10話の詳細に触れています)。

【画像】韓国版で料理人役を演じた女優

 パク・ソジュン主演による大ヒット韓国ドラマ「梨泰院クラス」(2020・Netflix)と、舞台を日本に置き換えたチョ・グァンジンのウェブ漫画「六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~」を原作にした本作。第10話で描かれたのは、「二代目みやべ」が命運をかけ日本最大の外食産業「長屋」と競う料理対決番組。りくの奮闘により、今のところ「二代目みやべ」が優位で店もにぎわうが、「長屋」の会長・長屋茂(香川照之)の策略により窮地に。フランチャイズのオーナー説明会のための準備を進めるなか、突然、投資家たちから投資の話を白紙に戻したいと連絡が。マネージャーの葵(平手友梨奈)の尽力により新たな投資家を見つけることに成功するが、投資家が出した条件が料理対決番組で「二代目みやべ」が優勝すること。これにより、りくは重責を一身に背負うこととなる。

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 そんななか、りくはある心無い報道によって好奇にさらされることに。それはりくがトランスジェンダーであることを両親に告白し、両親は困惑しているという主旨の記事だった。まだ自身がトランスジェンダーであることを両親に告げていなかったりくは動揺。そんなりくを、新は「いいんだよ。(料理対決番組に)出なくて。りくは俺が知っている人の中で一番勇気がある。誰がなんと言おうと勇敢で美しい人だ」「りくはりくだから」「他人を納得させる必要はない」と励まし、迷うことなく店よりも仲間を選んだ。一度は棄権を決意するりくだったが、そんな彼女の背中を押したのが葵が「りくを思い出した」と読み上げたある詩。「この状況でこの詩をりくに聞かせるわたしは、悪い女だね……」と言いながら葵が読み聞かせたのは、「わたしは石ころ」で始まる美しい詩だった。

 ラスト、番組の収録に現れたりくは凛々しく自信に満ち溢れ、迷いは一切感じられない。前を向き「二代目みやべ料理長、綾瀬りく。わたしは……」と力強く決意表明をする姿に、ネット上では「泣かされた」「さとうさんの演技本当に素晴らしかった」「かっこよすぎる」「ダイヤだよ、ほんとに」と絶賛の声であふれかえっていた。

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 人気バンド「ゲスの極み乙女。」のドラムス担当、ほな・いこかとして活動する一方、『窮鼠はチーズの夢を見る』『彼女』『愛なのに』など映画やドラマの出演が相次ぐさとう。さとうが演じた料理長は韓国版でも人気を博したキャラクターで、韓国版ではタンバムの料理長マ・ヒョニがこれにあたる。演じたイ・ジュヨンは本ドラマで脚光を浴び、日本で『野球少女』(2019)、『なまず』(2018)などの主演映画が立て続けに公開。今年6月に公開された是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』ではソン・ガンホカン・ドンウォンペ・ドゥナら韓国のベテランスターと並んで刑事を好演していた。

 「六本木クラス」では、りくを巡るオリジナルエピソードを追加。4話で描かれたりくの幼少期の記憶は、トランスジェンダーの監修を務めた西原さつき(映画『ミッドナイトスワン』の監修など)の実体験をもとに作られたという。また、韓国と日本ではトランスジェンダーに対する理解に差があることから、10話の展開も日本に合わせてアレンジされている。(編集部・石井百合子)

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