アニメ「PLUTO」お茶の水博士は古川登志夫、天馬博士は津田英三に決定 追加声優発表
手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」のエピソードを浦沢直樹がリメイクした人気漫画をアニメ化する、Netflixシリーズ「PLUTO」（プルートゥ）の追加声優キャストが6日、発表された。お茶の水博士の声を担当する古川登志夫、天馬博士の声を担当する津田英三ほか、ベテラン勢が集結する。
「PLUTO」は、「鉄腕アトム」のエピソード「地上最大のロボット」（1964年）を、浦沢が独自の視点と解釈でリメイクした作品。人間と高性能ロボットが共生する近未来、ユーロポールのロボット捜査官・ゲジヒトが、世界最高の人工知能を持つアトムら「7人の世界最高水準のロボット」を狙った破壊事件と、犯行現場に人間の痕跡がない殺人事件を追うなかで、世界を破滅へと導く"憎しみの存在"に迫る。
古川が担当するお茶の水博士は、アトムとウランの育ての親であり、4年前にペルシア王国で起きた、大量破壊ロボット製造疑惑を調査する「ボラー調査団」にも参加していた人物。一方、津田が担当する天馬博士は、人工知能開発の世界的権威であり、アトムを創造するも無慈悲に遺棄し、その後は表舞台から姿を消して行方不明となっている。
さらに、朴路美（※「路」は「王へんに路」）がゲジヒトの妻ヘレナ役、羽佐間道夫がノース2号が執事として仕える盲目の音楽家ダンカン役、山路和弘がペルシア共和国科学省長官で「中央アジア最高の頭脳」と呼ばれる謎の人物・アブラー博士役、田中秀幸が歴史上初めて人を殺害したロボットとして幽閉されているブラウ1589役、堀内賢雄が大国・トラキア合衆国のアレクサンダー大統領役を担当する。
ゲジヒトの声は『007』シリーズなどでダニエル・クレイグの吹き替えを務める藤真秀、アトムの声は「けいおん！」（秋山澪役）などの日笠陽子、ウランの声は「マクロスΔ（デルタ）」（フレイア・ヴィオン役）などの鈴木みのりが担当。さらに、「世界最高水準のロボット」であるモンブラン役に安元洋貴、ノース2号役に山寺宏一、ブランド役に木内秀信、ヘラクレス役に小山力也、エプシロン役に宮野真守、そして、物語の鍵を握るロボット・プルートゥ役に関俊彦と、豪華声優が集結している。
監督は河口俊夫、制作プロデュースはジェンコ、アニメーション制作はスタジオM2が担当。エグゼクティブプロデューサーに『この世界の片隅に』の企画・プロデューサーを務めた真木太郎と丸山正雄が名を連ね、手塚治虫の息子でヴィジュアリストの手塚眞が監修を務める。（編集部・入倉功一）
Netflix シリーズ「PLUTO」10月26日（木）独占配信
