シネマトゥデイ

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レニー・ゼルウィガー独占インタビュー

『ブリジット・ジョーンズの日記 』
9月 (日劇プラザ他)/ 1時間37分
配給: UIP

■スタッフ■監督: シャロン・マグワイア 原作・脚本・製作総指揮: ヘレン・フィールディング 「ブリジット・ジョーンズの日記」ソニー・ 脚本: アンドリュー・デイヴィス / リチャード・カー ティス
■キャスト■ レニー・ゼルウィガー ヒュー・グラント コリン・ファース ジェマ・ジョーンズ ジム・ブロードベント

公式サイト:http://www.uipjapan.com/bridgetjones/index.htm


(C)2000-2001 UNITED INTERNATIONAL PICTURESC

 ニール・ラビュート監督の新作『ベティ・サイズモア』は、何が何でも自分の 夢をかなえようと一所懸命になるヒロインを描くコメディ。主人公ベティ(レニ ー・ゼルウィガー)は、空想と現実の区別がつかなくなり、本当の自分を探す旅 に出る。そして彼女に出会う人々もまた、真の自分自身を垣間見ることになると いう、ロマンティックで抱腹絶倒のロードムーヴィーだ。(今年のカンヌ国際映 画祭では、脚本賞を獲得している)

「現実なんて、単に心の持ちように過ぎない」。そう思いこんだら、人はどうな るのだろう? カンサス州フェアオークスに住む平凡なウェイトレスのべティ は、ソープ・オペラに夢中。彼女のような人間には、架空の人物だからというだ けで愛する人と結ばれることができないなんて、どうしても理解できない。現実 は思い通りにならないものだけれど、だからといって人生を諦めてはいけないの だ。  最新作はヘレン・フィールディングのベストセラー小説を映画化した、シャロ ン・マグワイア監督の『ブリジット・ジョーンズの日記』だ。



  この世界は、体を重要視するものだしね
- 今はダイエット中? それとも体重を増やしているところ?
Z ゼルウェガー(以下Z) 今は、何もしてないわ。体重のことを考えるのは、も う終わり。『ブリジット・ジョーンズの日記』の撮影は先週で終わったの。撮影 準備や役づくりを含めると、全部で7ヵ月もかかったわ。やっと家に帰れて、最 高の気分。この役を演じるには、体重を少し増やして、体型を変えなくちゃなら なかったの。体型というより、体のタイプっていうのかしら。実際の私とは違う ライフスタイルを送っているような女性のね。だから、ものすごく綿密な、科学 的で計算に基づいた食事プランを実行していたの。体重をグラフに記録して、栄 養士に食事指導してもらって。でも、もう終わり。またジョギングを始めるわ。 もう走っても構わないし、走るのが好きだから。つまり、もとのレニーに戻るっ てことかな。
- 女優が体重を増やすと大騒ぎになることについて、変だなと思ったことは?  ヴィンセント・ドノフリオのような男優が、たとえば20キロ太って、また痩せ ても、誰も何も言いませんよね。
Z どうしてかな。たぶん……、分からないけど、きっと女優というのはすごく 痩せてなくちゃいけないという思いこみがあるんじゃない? この世界は、体を 重要視するものだしね。でも今回は、役づくりのために太らなくちゃならなかっ ただけ。単に演じるために必要だったというだけのことよ。本を読んで、ブリジ ットは私とは違うタイプの女性だと感じたの。いろんな点でね。体重はそのうち のひとつに過ぎないわ。
  ブリジットが抱える問題は、 実際に若いキャリア・ウーマン世代が 直面している問題でもあるの
- ブリジット・ジョーンズの役に抜擢されたせいで、イギリスのメディアにバ ッシングを受けましたが、それについてはどう思いましたか?
Z 平気だった。理解できるもの。批評を受ける側としては、相手を傷つけよう という意図を持って書かれたものとか、意図はなくてもそういうふうに感じられ るものは、たしかに嫌よね。でも、イギリス人が「なんで?」と思う気持ちは、 とくに向こうにいたあいだは良く理解できた。イギリスのマーケットが、アメリ カよりはるかに小さいということは明らかでしょ。向こうには才能あふれる女優 が本当にたくさんいるけど、きっと役を得る機会は、ハリウッドに比べればすご く少ないと思うの。それにとくにこの役は、イギリスの若いキャリア・ウーマン 世代を代表するキャラクターで、ブリジットが抱える問題は、実際に彼女たちが 直面している問題でもあるの。私がこの役をやると聞いて、イギリスの人たちは きっと「へえー」と思ったと思う。連絡を受けたときは私もびっくりしたもの。 でも、すごく嬉しかった。撮影に入ってみて、かなり難しい役だということがわ かったけど、すばらしい経験になったわ。
- ヒュー・グラントが、あなたのことをすばらしいって誉めていましたよ。
Z ありがとう。うれしいわ。ヒューとは本当に楽しく過ごせたの。才能にあふ れた、すばらしい俳優よ。ありがとう。
  人が自分のことをどう思うかなんて、 こういう世界に入るまで全然考えたことなかった
- 『ベティ・サイズモア』のあなたからは、とってもいい人という印象を受け るんですが、それは素の自分なんですか? いい人でいるのにも疲れません?  それともそういう印象を与えようとしているんですか?
Z 私は、あんまり自分のことをあれこれと考えるほうじゃないの。だから分か らないわ、本当に。意識的にこうしようと思ってやってないのよ。あれ? 私が 演じている役のことをいい人だって言ったの?
- そういうところを言っているんですよ。どうも自分のことをよく分かってな さそうだというか……。
Z (笑いながら)まったく。
- 今も、あなたのかわいらしいところが自然に出てましたよね。そういうとこ ろが『ザ・エージェント』での演技にもあらわれていたと思うんです。でも、観 客の期待を常に裏切らず、いつも感じのいいレニー・ゼルウィガーでいるのは大 変じゃありません? それとも素の自分だから意識する必要はないんですか?
Z 分からない、正直いって。さっきも言ったけど、そういうことを考えないほ うなのよね。観客が、私のことをそういうふうに思ってくれているなら、嬉しい けど。だってひどいことを言われたっておかしくないでしょ。でも私は普段、そ ういうことを考えたりはしないの。人が自分のことをどう思うかなんて、こうい う世界に入るまで全然考えたことなかった。だから本当に、何とも言えない。私 は今とても充実しているし、尊敬できる楽しい友人もたくさんいる。でも、いい 人そうに見える私が本当の自分かなんて、分からないわ。嬉しいけどね。
  ベティが陥ってしまう精神状態そのものを理解しようと、いろいろ調べた
- ソープ・オペラのファンですか?
Z いいえ。特にファンじゃないわ。でも、別 に意識して見ないわけじゃなく て、機会がないだけ。7年生の頃は、「アール・マイ・チルドレン」が好きだっ た。ランチのとき、ときどき友達の何人かとちょっとだけ見てたわ。病気で学校 を休むと、ストーリーがよく分かるようになる。学校に戻るとまた分からなくな って、また休んで追いついて。でも、それも中学を卒業するまでのことね。
- 私はソープ・オペラの雑誌でも仕事をしているんですが、ベティのようなフ ァンを実際に何人も見たことがあるんです。いろいろ調べたりしましたか? 俳 優に話を聞いたりとか?
Z それはグレッグ(・キニア)に聞いたほうがいい質問かもね。グレッグにと っては……グレッグとの場面で、どういう演技をしたらいいか、そういう人たち を参考にしたかってこと? あー、分かった。そういうファンを見たこともある し、本で読んだこともある。ときどきニュースにもなるわよね。マドンナとかデ ヴィッド・レターマンも、おかげでどんなに生活が乱されるかとか、よく話して いるし。私もときどき変な手紙をもらうわ。それほどたくさんじゃないけど。い ろんな役を演じているし、ものすごく有名ってわけでもないものね。とにかく、 そういうファンについては、とくに深くはリサーチしなかったの。むしろ、ベテ ィが陥ってしまう精神状態そのものを理解しようと、いろいろ調べたわ。一種の 狂信的行為は、毎日ニュースでも目にする。だから、そういう妄想に取り付かれ て苦しんでいる人たちについて、医学的な研究の記録とかを読んで、自分自身よ く理解する必要があると思ったの。
マリオン・ロス/訳 遠藤由香里
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