シネマトゥデイ

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加藤ローサ
『いちばんきれいな水』
いとおしさで胸が“キュンキュン”しました!
『いちばんきれいな水』加藤ローサ 単独インタビュー

取材・文:小林陽子 写真:シネマトゥデイ

古屋兎丸の人気コミックを基に映画化した『いちばんきれいな水』で、今最も注目されている女優の加藤ローサが映画初主演を果たした。撮影があまりに楽しく、「こんなに終わりたくなかった(撮影)現場は初めて」と語った彼女。今までにない意気込みと集中力で臨んだ撮影中の秘話や少女時代のこと、さらに今の日常生活やこの夏の思い出話など、ありのままの自分自身を語った。

■初主演映画で苦手な水泳に挑戦

Q:完成品をご覧になっていかがでしたか?

愛着心でいっぱいです。最後のシーンが特に好きで、妹の夏美ちゃんが自転車で丘を駆け上るシーンなんかは観ているとホッとします。わたしに四葉のクローバーを持ってきてくれる姿とか、妹の成長を感じましたし、水中のシーンも思い出深いです。

Q:水中シーンではどんな思い出が?

台本では“水の中でたわむれる愛と夏美”しか書いていなかったんですけど、実際撮ってみると、これがまた大変で。水深5メートル、幅25メートルのプールを使って撮影したんですが、まったく足がつかなくて怖かったです。でも、スタッフの皆さんが、手でつかまっていられるように棒を設置してくれたり、いろいろと工夫してくれました。

Q:人魚みたいにスイスイ泳いでいましたよね。

え!? 本当ですか? 泳ぎは全然だめなんですよ(笑)。撮影は2日に分けて撮ったんですけど、1日目にプールで練習していたら自然と慣れてきて、泳げるようになったのかも(笑)。でも、大変でしたよ。ロングスカートを着たまま泳いでいたんですけど、実はあの中にウエットスーツも着ていたんです。

Q:ご自身が演じられたヒロインについてどんな印象を受けましたか?

そうですね……。わたしが演じた愛ちゃんって、常識にとらわれないし、変な偏見もなく、人として得をしているなって思いました。こういう考えって素晴らしいなっていうか……愛ちゃんみたいな人は、いろんなことを体験したり触れたりすることができると思うので、自分自身、愛ちゃんを見習おうと思っているんです。

■お母さんの化粧品で遊んでいたおしゃまな少女時代

Q:眠りから覚めてお化粧やオシャレをするシーンがありましたけど、とても自然でしたね。

ありがとうございます! 台本には“お化粧をして遊ぶ夏美と愛”とか“お母さんの洋服を着て遊ぶ夏美と愛”と大まかにしか書いていなかったんです。何回かテストを繰り返しているうちに、気がついたらカメラが回っていてOKが出ていた……みたいな(笑)。演技をしている感覚があまりなかったですね。

Q:ローサさんも子どものころはお母さんの化粧品で遊んでいましたか?

やりました、やりました! よく遊んでいましたね! 口紅の使い方が分からなくて目に塗ったり、絵を描いたり。あとお母さんの服を勝手に着たりして(笑)。

Q:やっぱり女の子は誰でもやるんですね。さすがにもう、メークは上手にできますよね?

わたしはあまりお化粧しないんですよ。お仕事ではメークさんにやってもらうので完ぺきですけど、オフのときはノーメークです。メークしたとしても半年に1度とかですかね(笑)。あ、でも成人式のときはしましたよ、自分で(笑)。田舎に帰ったのでメークさんもいなくて、髪の毛以外は自分でやりました。

■愛しくなってきて胸が“キュンキュン”とする

Q:ローサさんは一人っ子ですけど、理想のお姉ちゃん像ってありますか?

そうですね~。愛ちゃんみたいな遊び好きで自由奔放なお姉ちゃんがいたら楽しくてしょうがないでしょうね。いつも遊びに行くときはついて行っちゃうと思います。

Q:夏美ちゃん役の菅野莉央さんも一人っ子なんですよね。

そうなんです。お互い一人っ子だったので、共演している内に本当の姉妹みたくなっていましたよ。途中で愛しくなってきて、胸が“キュンキュン”ってするんです。彼女は受験生なので休憩中にお勉強していたんですけど、そんな中、撮影している姿を見ていると「頑張れ!」って応援している自分がいました。待ち時間に一緒にお菓子を食べていると「何? この感覚……」って(笑)。妹がいるってこういう気持ちなんだな~って思いましたね。

Q:実際に兄弟ができるとしたら?

やっぱり妹が欲しいです。今からだと21歳も離れますけど、それでもちっちゃい妹が欲しいです(笑)。そして、いろんなお洋服を着せてあげて、コテコテのお姫様に育てあげるんです! お母さんは厳しいんだけど、お姉ちゃんだけは超優しいっていうのが理想です(笑)。

■今年の夏は一生の思い出

Q:お姫様といえば、寝ているシーンでは本物の眠り姫のようでしたね。実は本当に寝ていた! ……なんてエピソードは?

はい! その通りです(笑)。本気でぐっすり眠っていました(笑)。実は、撮影していた現場がスタッフさんのお家だったんですけど、そこがすごくすてきな場所で、お部屋の中も過ごしやすくて、ベッドも寝やすくて(笑)。本当にいい環境だったんです。だから「よ~い、カチン!」のカチンで目が覚めちゃったり、監督に「口閉じてね~」と言われたりしました(笑)。

Q:「この夏は一度しかないんだよ」というセリフがありましたが、ご自身の夏の思い出はありますか?

今年の夏は、お仕事で初めて団体競技をやらせてもらったことです。学生のころは部活をやっていなかったので、半年もの間、同年代の仲間と1つのものを作り上げていく過程を経験できたことが思い出に残りましたね。「もう2度とないだろうな。この夏の感動は……」って思いました。映画を観た人にも「この夏は一度しかないんだよ」という言葉を聞いたら、たった一度の人生やこの瞬間を楽しんでもらって、そして新しい出会いや経験をしてもらいたいって思います。

Q:ファンの皆様へメッセージをお願いします。

頑張って撮影したので、できるだけ多くの方に観ていただきたいです。いつもお仕事を頑張り過ぎて疲れている方に観に来てもらいたいとも思います。映像もきれいなので癒しを求めている方にも観てもらいたいですね。

インタビュー部屋に「よろしくお願いします!」と元気に現れ、よく笑い、よく喋り、インタビュー中も常にニコニコ笑顔を絶やさない加藤ローサ。周囲にも気を使う優しい心配りや、気さくな話し方、そんないろいろな顔を見せる彼女のパワーはどこから沸いてくるのだろう。この映画を通じて、一瞬一瞬を大切に過ごすようになったという彼女から発せられる言葉は、観る者の“明日”を変えてくれるほど勇気付けられる。ぜひ劇場で忘れかけていた大切な何かを思い出してほしい。

『いちばんきれいな水』は10月7日よりユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて公開。

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