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スクリーンでも活躍する歌舞伎界のプリンスたち

 熱狂的なファンを持つインターネット配信シリーズ「探偵事務所5″」の劇場版最新作映画『THE CODE/暗号』が5月9日、ついに公開される。今回、主人公の探偵507を演じるのは、歌舞伎界のプリンス・尾上菊之助。というわけで、日本を代表する伝統の世界だけでなくスクリーンでも活躍する、歌舞伎界のプリンスたちを作品とともにご紹介!
市川海老蔵 『出口のない海』

 まずはNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」で主役を務め、CMなどでも活躍中とお茶の間での知名度も人気も絶大なこの人、市川海老蔵。その端整な顔立ちとプライベートでの暴れん坊ぶりなど、数々のゴシップでも話題を振りまいている海老蔵だが、そこはやはり名門中の名門一族の御曹司。生まれ持ったその華やかさと幼少時代から鍛え抜かれた才能で新之助時代から人気を博し、2004年に名跡・市川海老蔵を襲名。まさしく新時代を代表するプリンスの一人として活躍中である。
 また、日本国内だけでなく、積極的に海外公演も行っており、襲名後初となった2004年の襲名披露フランス公演は大きな話題に。強烈な印象与えるその目力は“必殺の視線”と評され、フランス女性たちから熱い視線が注がれたのは言うまでもないだろう。

 そんな海老蔵が映画初出演にして主演を務めたのが映画『出口のない海』。記念すべき初映画に選んだ題材は戦争であり、その理由は「日本人が忘れがちな歴史を伝えるため」だったと言う。本編では、個性の強い役や人間離れした役など、真骨頂ともいえるワイルドなイメージとは相反する、戦時下に生きるごく普通の人間・並木という青年を演じ、新天地で見事に役者としての新しい顔を見せてくれた。

パリ公演を前にルイ・ヴィトン鞄のタワー前で市川團十郎パパと。
Koichi Kamoshida / Getty Images

中村勘太郎 『禅 ZEN』

 そのほとんどが代々伝承されている歌舞伎界ゆえ、親も子も有名なのは当たり前の世界ではあるが、中でも日本国民に世代を超えて愛されているのは、中村勘三郎ファミリーではないだろうか。幼いころから中村勘太郎中村七之助兄弟の密着ドキュメンタリーがテレビで放映されるなど、若い世代にも身近な存在として浸透している彼らは、まさに日本国民に見守られてきた家族と言えそう。

 俳優をはじめ、お笑い芸人やスポーツ選手など、幅広い世界の有名人と交流のある派手なイメージの父・勘三郎に対し、まじめで堅実なイメージの長男・勘太郎。初主演となった映画『禅 ZEN』では、曹洞宗を開き禅の教えを説いた鎌倉時代の僧・道元の生き様を、そんな堅実なイメージを裏切ることなく演じ切った。
 また同作公開時には、女優・前田愛との結婚話が浮上したこともあり、イベントなどで質問の嵐に遭うも、「別に隠すつもりもない」と公の場ではっきり宣言するなど、歌舞伎界にしては珍しい(?)くらいの誠実さで好感を持たれている若きプリンスの一人だ。

 

まさにハマり役だった初主演映画
(C) 2009「禅 ZEN」製作委員会

市川染五郎 『今度の日曜日に』

 同一主演者によるミュージカル上演回数の日本記録を持つなど、歌舞伎以外の世界でも活躍を見せる父・松本幸四郎を筆頭に、叔父・中村吉右衛門、姉・松本紀保、そして妹・松たか子と、歌舞伎界にとどまらないまさに芸能一家のプリンスといえば、市川染五郎。幼いころから子役としてもテレビ出演しているなど、歌舞伎の舞台以外の世界でも早くから活躍していたが、父親同様、現代劇舞台での活躍は目覚しく、劇団☆新感線や大人計画といった人気劇団に客演するなど幅広い演技に定評がある。

 それだけに映画出演作も多く、映画『阿修羅城の瞳』『蝉しぐれ』などで主演を務めており、そのルックス同様二枚目を演じている染五郎だが、最新主演作映画『今度の日曜日に』でふんしたのは、借金を抱えて妻子とも別れ、3つの仕事をかけもちする、ビン集めが趣味のサエない中年男・松元。同作は韓国から日本に留学したヒロインが中年の日本人男性と心を通わせ、互いに成長していくという人間ドラマだが、自らも「こんな役は初めてで面白かった」と語っているだけあり、新鮮な役どころが楽しめる作品になっている。

ビン集めが趣味のサエない中年男に成り切り……

大好きなビンにうっとり……
(C) 2009「今度の日曜日に」製作委員会

尾上菊之助 『THE CODE/暗号』

 5月9日に、ついに公開される映画『THE CODE/暗号』で、初のアクション映画にチャレンジしたのが、その美ぼうと色気で世の女性をとりこにしているプリンス、尾上菊之助。歌舞伎俳優の父・尾上菊五郎はもちろんのこと、大女優・富司純子を母に持ち、テレビや映画、舞台にと活躍中の女優・寺島しのぶが姉と、完全なる俳優一家のサラブレッドだ。
 蜷川幸雄作品に参加するなど歌舞伎以外の舞台で培った経験を基に、2005年にはシェイクスピアの戯曲「十二夜」を歌舞伎演目として蜷川演出で発表。『NINAGAWA十二夜』はロンドン公演も果たし、高い評価を得た。

 スクリーンでは母子共演を果たした映画『犬神家の一族』での佐清(すけきよ)で鮮烈な印象を与えた後、フュージョン時代劇映画『怪談』で初主演。そして主演第2作品目となるのが本作『THE CODE/暗号』である。「探偵事務所5″」シリーズでおなじみの黒いスーツに黒いハット、眼鏡姿という彼にとっては新境地ともいえるスタイリッシュな姿と、クールなのに温かみのある誠実なキャラクターである暗号解読の天才探偵507を演じ、その魅力を爆発させている菊之助は、初のアクション映画に気合が入りまくりで、危険なシーンもスタントなしで挑んだのだとか。

 従来のファンはもとより、新たな女性ファンを多く惹(ひ)きつけることになるであろう『THE CODE/暗号』で、プリンス・菊之助の魅力にたっぷりと酔いしれよう!

クールで知的な一面と……

ヒロインを守る真剣なまなざし……

そして女子顔負け、バッサバサのまつげと美肌をスクリーンでチェック!
(C) 2008 THE CODE プロジェクト

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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