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今週のクローズアップ 『探偵はBARにいる』公開記念! 老若男女を魅了する名(迷)探偵たち

 世界中で愛されているシャーロック・ホームズを筆頭に、老若男女が楽しめる探偵映画。9月10日公開の『探偵はBARにいる』をきっかけに、王道から変わり種まで、さまざまなタイプの名&迷探偵たちを紹介します。
正統派シャーロック・ホームズ 知性と上品さをたたえた生粋のジェントルマン

 探偵ものの鉄板といえば、「シャーロック・ホームズ」。イギリスの作家アーサー・コナン・ドイルが生み出したこのシリーズは、時代を超えて世界中の人々に愛され、テレビドラマや映画など何度も映像化されてきました。薬物に依存しがちでときに極度のうつ状態になったりとダークな一面が印象的だった映画『シャーロック・ホームズ』など、ホームズのキャラクターにはさまざまな諸説がありますが、基本的につねに冷静でスマート。論理的思考と鋭い洞察力で難事件を鮮やかに解決していくさまが痛快。ずば抜けた推理力はもちろん、知性と上品さを併せ持つジェントルマンぶりは、男女問わず魅了してしまうハズ。一方、『犬神家の一族』などの横溝正史原作のミステリー・シリーズで知られるボサボサ頭に、くたびれた袴姿という風来坊の金田一耕助もまた、ルックスや性格はホームズと対照的ながら天才的推理という点ではひけをとらぬ名探偵です。

 

「シャーロック・ホームズの冒険[完全版]」
DVD-SET1~6 価格:各4,980円(税込み)
発売・販売元:ハピネット
(C)1984 ITV plc(Granada International) All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Global Entertainment Ltd.

オカルト専門コンスタンティン 神から見放されたヘビースモーカーのエクソシスト

 人知を超えた分野での謎解きを観たいという人におあつらえ向きなのが、オカルト探偵が活躍する『コンスタンティン』。幼いころから霊能力を持ち、その苦悩ゆえに自殺を試みたことから天国行きを閉ざされてしまったコンスタンティン。彼がエクソシストとして悪魔祓いをし続けるのは、世のため人のためにという正義感ではなく死後天国に行きたいため。ヘビースモーカーで肺がんを患い、余命わずかと宣告されながらも酒もたばこもやめようとしない彼は、辛らつかつ厭世的な性格。この終始憂鬱、不機嫌そうな表情で悪魔をバッタバタと倒していくダーク・ヒーロー像が新鮮で、話題に。同じく特殊能力を駆使して事件解決に導くのが『悪夢探偵』の影沼京一。彼の能力は、他人の夢に入ること。しかし、他人の悪夢を共有することは京一の精神、肉体に相当なダメージを与えるもので、「いやだ、いやだ……」とぼやきながら仕方なく警察や依頼主に協力するのが常。「世捨て人」のような退廃的なイメージが松田龍平のハマり役となり、続編『悪夢探偵2』もカルト的人気を集めています。

 

「コンスタンティン」※ブルーレイ
価格:2,500円(税込み)
販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ

女探偵リスベット 触れるとヤケドしそうな一匹狼の調査員&天才ハッカー

 スティーグ・ラーソン原作の傑作ミステリー3部作を映画化した「ミレニアム」シリーズ第1作『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』で、ある少女の失踪事件を調査するジャーナリスト、ミカエルの右腕となるのが、女探偵リスベット。鼻ピアスに全身タトゥーという奇抜なルックスからは想像できませんが、彼女は並外れた映像記憶能力とハッキングを駆使してセキュリティー会社の下で働くフリーの調査員。40年前に起きた少女失踪事件を巡る謎解きもさることながら、触るとヤケドしそうなリスベットのキャラクターが本作の肝。男嫌いのレズビアンと思いきや、相棒のミカエルと体の関係を持ったりと、人間不信の一方で人の温もりを求めようとする複雑な内面に引き込まれます。2012年2月公開予定の、デヴィッド・フィンチャー監督、ダニエル・クレイグ主演のハリウッド・リメイク版『ドラゴン・タトゥーの女』も気になるところ。


「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」※DVD
価格:3,990円(税込み)
発売元:株式会社パラディソ、株式会社デイライト
販売元:アミューズソフト
(c)Yellow Bird Millennium Rights AB, Nordisk Film, Sveriges Television AB, Film I Vast 2009

名もなき探偵「俺」 酒と美女に目がない庶民派の「何でも屋」

  『探偵はBARにいる』に登場する、携帯電話を持たず、行きつけのバーを事務所代わりにする札幌・ススキノ在住の便利屋「俺」(大泉洋)は、アニキ的な親しみやすさがウリ。依頼を受けたときにヤバそうな予感がしても、か弱い女性の切実な声を聴くと断れず、案の定、ヤクザに拉致されて生き埋めにされそうになったり、さんざんな目に。いわゆる三枚目のモテキャラではないし、ケンカに強いわけでもない。ピンチには相棒の北大農学部の研究助手・高田(松田龍平)の方が上手という、ちょっぴり情けなくもある男ですが、そんな等身大のキャラクターだけに共感度大。また、何事にも「筋を通す」ことをポリシーとし、驚異的な粘り強さでどんな危険人物、組織であろうと命がけで立ち向かっていく姿には、ほれぼれさせられます。

 映画『探偵はBARにいる』は9月10日(土)より全国公開

 秋の夜長は、個性豊かな名探偵たちと共にハラハラドキドキの難事件解決に参加してみてはいかが?


(C) 2011「探偵はBARにいる」製作委員会

文・構成:シネマトゥデイ編集部 石井百合子

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