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佐々木希
『サンゴレンジャー』
自然と子どものパワーで幸せいっぱい
『サンゴレンジャー』佐々木希 単独インタビュー

取材・文:那須千里 撮影:本房哲治

沖縄・石垣島を舞台に、島の宝である美しいサンゴ礁を守ろうと立ち上がる人々を描いた、異色の「戦隊ヒーロー映画」が登場! その名も『サンゴレンジャー』。橋の建設計画を阻止しようと奮闘する環境省の熱血自然保護官・矢島(青柳翔)、その同僚でクールな岸谷(田中圭)と共に、レンジャーの一員として島のために駆け回るヒロインの小学校教師・リサを演じたのは佐々木希。テレビドラマや映画などで女優としての活躍も目覚ましい彼女が、子どもたちとの共演や空撮に体当たりでチャレンジした本作で、自然の大切さとその魅力を語った。

■子どもたちのパワーが何よりのモチベーション

Q:戦隊ヒーローモノかと思いきや、自然への熱いメッセージが込められた映画でした!

確かにタイトルが戦隊モノっぽいですもんね(笑)。でも環境について考えさせられるような映画なんです! だからといって堅すぎずコメディーとして笑える要素もあって楽しく環境について学べる作品になっています。大人はもちろん、子どもたちにもぜひ観てほしいなと思います。

Q:小学校の先生という役で、子どもたちと戯れるシーンが多かったですね。

先生を演じるのは初めてだったのですが、実生活で先生になった経験はもちろんないですし、子どもたちに何かを教えるような役も演じたことがなかったので、不安もありました。でも現場では子どもたちの方から懐いてきてくれて、いっぱい話し掛けてくれたんです……! すぐに仲良くなれて、カメラが回っていなくても気さくに「リサ先生」と呼んでくれていたので、撮影以外の時間も先生でいられたんです。役づくりとして「先生」に近づいていくというよりは、自然と「先生」になれたという感じでした。

Q:あのフレンドリーな雰囲気はホンモノだったんですね!

リサと同じようにわたしも子どもが大好きなんです! 生徒役のほとんどが沖縄に住んでいる地元の子たちだったのですが、たわいない話をたくさんしていました。「あれ観たよ、これも観たよ、あの作品に出ていたね!」のようにどんどん話し掛けてくれて、みんなわたしの仕事についてすごく詳しいんですよ(笑)。たくさんパワーをもらって楽しかったですし、子どもといると元気が出るということを実感しました。全員がとってもかわいくて、本当に幸せでしたね。

■サンゴ「4号」の決めポーズはこうして生まれた!

Q:戦隊モノのパロディーということで、サンゴレンジャー「4号」でもあるリサ先生の決めポーズがキュートだったのですが、どのようにして生まれたのでしょうか?

あれは監督からポーズ指定が特になかったので、みんなそれぞれ自分で考えたんですよ! 何かポーズを決めてみて、と言われて順番にやっていき、「次はわたしの番だ、どうしようどうしよう」とパニックになっていたときに、とっさに出てきたのがあのポーズだったんです(笑)。

Q:佐々木さんのオリジナルだったんですね! メンバーの中では紅一点なので、女の子らしいしぐさがかわいらしかったです。

そうですか?(笑)女子レンジャーはわたし一人しかいなかったので、ポーズもやっぱり女の子っぽい方がいいなと思い考えました。それこそ小さい女の子が観てマネしてくれたらうれしいですね。

Q:サンゴレンジャーの戦友でもある青柳翔さん、田中圭さんとの共演はいかがでしたか?

青柳さんと田中さんはわたしよりも先に撮影が始まっていたんですけど、二人とも温かく迎えてくださってホッとしました。役柄ではアツいキャラクターですが、普段の青柳さんはとても優しいんですよ。アツい男の人ですか? わたしは好きです……(笑)。でも田中さんが演じた岸谷のように、ちょっと落ち着いていて冷静な人もいいなと思いますよ。お二人と一緒にお芝居させていただいて、とても心地良かったです。

Q:青柳さんとのラストの浜辺でのシーンはゴージャスで印象的でした。

あのシーンの撮影は大変だったんです……。ヘリコプターからの空撮で、トランシーバーで指示を受けながら演じていたんですけど、それがなかなかヘリコプターの音で聞き取りにくくて。上空から浜辺を広く捉える映像は、砂浜なので、スタッフさんたちも隠れる場所がないんです。だからみんなが遠くにいる中で、ずっと離れた場所に置き去りにされたまま待機していて……。しかも満潮になると島が海の中に沈んでなくなっちゃうんですよ! 時間との闘いでもあったのでかなり緊張しましたけど、そのかいあってすてきなシーンになったんじゃないかと思います。

■自然派女優イチオシの地元の名所&名物

Q:佐々木さんは秋田県の出身ですが、西表島で撮影された『ぱいかじ南海作戦』に続き、女優としては南の島と縁がありますね!

たまたま南の島を舞台にした映画への出演が2本続いたのですが、実家の近くにも海があったので、海にはすごく親しみを感じます。東北と沖縄の海のキレイさはまた全然違いますけど、自然に囲まれて育ったので、その意味でも沖縄は大好きですね。実はプライベートでも何度か訪れているんです。

Q:では、地元の秋田でオススメの自然スポットはありますか?

やっぱり温泉はいいですよ! 秋田に来たらぜひ温泉に入ってみてほしいですね。あと、田んぼに囲まれて育ったので田園の景色には思い入れがあります。お米も大好きなんですよ……今も実家から送ってもらっています(笑)。東京に住んでいると、普段の生活で自然を意識することがなかなかできないのですが、この映画の撮影を通して改めて「自然や美しい海を守っていかなきゃ!」と思いましたし、子どもたちにも同じように感じてもらえたらいいですね。

■キレイなだけじゃない、芽生えつつある芝居への欲

Q:女優として目覚ましい活躍が続いていますが、この先はどんな役に挑戦してみたいですか?

ずっとモデルのお仕事を中心にさせていただいていたのですが、女優の経験はまだまだなので、とにかくいろいろなことにトライしてみたいですね。ついこの間まではワルい役をやってみたかったんです! これまではモデルのイメージもあって割と女の子女の子している役が多かったのですが、念願がかなって今はちょっとワルい役にも挑戦させてもらっているんです。

Q:ということは、テレビやスクリーンで新しい佐々木さんを見られるチャンスが増えそうですね?

昔はお芝居に対して後ろ向きだったというか、演じていて楽しさを感じるところまで行き着けなかったのですが、今は本当にいろいろな役をたくさんやってみたいなという「欲」が出てきています(笑)。まだ表に見せられていないわたしの新たな一面を見てもらえるように、頑張っていきたいですね!

モデル出身なだけに写真撮影では抜群の集中力とセンスを見せた佐々木。続くインタビューでは、大好きな子どもたちや沖縄のこと、故郷の自然について愛情たっぷりに語った。演技においてもキレイなマドンナというだけでなく悪役にも幅を広げ、女優として一歩一歩前へ進もうとしている姿には新しいチャレンジを楽しんでいる様子がうかがえ、「欲が出てきた」という発言がとても頼もしい。そのキラキラとはじける笑顔とスタイルを、南の海の鮮やかなロケーションを背景に感じられるぜいたくな一本、大人から子どもまでどうぞお見逃しなく!

(C) 2013 サンゴレンジャー製作委員会

映画『サンゴレンジャー』は、沖縄・シネマQ、ミハマ7プレックスにて先行公開中、6月15日より東京・渋谷HUMAXシネマ、お台場シネマメディアージュほかで公開

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