シネマトゥデイ

今週のクローズアップ がんばれ僕らのイェーガー!かいじゅうたちをやっつけろ?

 滅亡の危機に立たされた人類の希望となるのが、人型巨大兵器「イェーガー」だ。25階建てビル相当の高さを誇り、その巨大な機体と複雑な挙動を、2人のパイロットが神経接続する「ドリフト」システムで制御する。各国が独自の「イェーガー」を所持しており、機体ごとにさまざまな特徴や性能差を有するが、最も戦闘力を左右するのは、パイロット同士の信頼関係と腕にほかならない。ちなみに「イェーガー」とは、ドイツ語で狩人の意味。

 

イェーガーとKAIJUの大バトルが展開!
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC

「ジプシー・デンジャー」

国籍:米国
配備:2017年7月10日
全長:79メートル
重量:1,980トン

パイロット:ローリー・ベケット&森マコ

「ジプシー・デンジャー」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC

 

「ジプシー・デンジャー」詳細データ
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCCs

 本作の主人公機とも呼べる機体。プロボクサーのようなファイティングスタイルを特徴としており、肘に備えたロケットで放つ「エルボーロケット」が必殺技。さらに西部劇のガンマンよろしく、両腕に強力なプラズマ砲を備えるなど、まさにアメリカを象徴する機体となっている。

 もともとローリー・ベケットが兄のヤンシーと共に搭乗しており、実戦配備から5体のKAIJUを撃破。しかしKAIJUナイフヘッドとの戦いの末に大破。実戦から退くも、来るべき決戦のために再び戦いの地に赴く。本作で主に活躍する機体の中では最も古い、第3世代のイェーガーで、動力もアナログ式となっている。また復帰にあたって、腕にはマコが開発した蛇腹状に隠された剣「チェーン・ソード」が装備された。

「ストライカー・エウレカ」

国籍:オーストラリア
配備:2019年11月2日
全長:76メートル
重量:1,850トン

パイロット:チャック・ハンセン&ハーク・ハンセン

「ストライカー・エウレカ」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
 
「ストライカー・エウレカ」詳細データ
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC

 最新型の第5世代「イェーガー」。スピード・パワー全てにおいてほかの機体を上回る性能を有し、肉親であるハンセン父子の操縦も相まって、実戦デビューから11体という、ケタ違いのKAIJU撃破数を誇る。一見スマートな見た目と違い、荒々しいファイティングスタイルを特徴とする。両手首には鋭利なスティング・ブレードを装備。また胸部には対KAIJUミサイルを発射する6基のランチャーが隠されている。

 デル・トロ監督によれば、当初はこの機体が「ジプシー・デンジャー」となる予定だったという。しかし、その鋭利なデザインが冷たく、近代的すぎることから、より武骨でアナログな印象の現行機に変更された。その特徴を反映するかのように、息子のチャック・ハンセンも高慢な一面を持っており、父親の手を焼かせている。

「クリムゾン・タイフーン」

国籍:中国
配備:2018年8月22日
全長:76メートル
重量:1,722トン

パイロット:チュン・ウェイ、ジン・ウェイ、フー・ウェイ


「クリムゾン・タイフーン」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC

「クリムゾン・タイフーン」詳細データ
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC

 がっしりとした右腕と2本の左腕、合計3本の腕を駆使する中国製イェーガー。コックピットも3人が搭乗する仕様になっており、ウェイ3兄弟がパイロットを務める。手が回転ノコギリのように変形し、お国柄を反映してか、マーシャルアーツを戦闘スタイルとする。真紅のボディーに金色のラインという、エキゾチックなボディーカラーも特徴的。腰の部分が180度回転して、ハイキックまで繰り出せるまさにおきて破りの機体といえる。第4世代のイェーガーで、KAIJU撃破数は7。

「チェルノ・アルファ」

国籍:ロシア
配備:2018年7月4日
全長:85メートル
重量:2,412トン

パイロット:サーシャ・カイダノフスキー&アレクシス・カイダノフスキー夫妻


「チェルノ・アルファ」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC

「チェルノ・アルファ」詳細データ
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC

 頭部に動力源となる核を搭載した重量級イェーガー。超巨大な両こぶしで、KAIJUを殴りまくるというシンプルかつ強力な戦闘スタイルをとる。またレスリングも戦闘スタイルに取り入れられているといい、戦車を思わせるデザインも相まって、デル・トロ監督も太鼓判の「100パーセントロシア」といった趣の機体となっている。KAIJU撃破数は6。劇中メインで活躍する機体の中で、核を動力とするのは、この機体とジプシー・デンジャーのみ。これが劇中で重要な要素となる。

 ちなみに核プラントを思わせる頭部デザインの元ネタは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンに搭載されている、未来の一般家庭向け核融合装置ミスター・フュージョン。1作目のラストで、ドクが生ゴミを投入している機械なので、ぜひ確認してほしい。動力源の位置ゆえにコックピットが胸部にあり、脱出機構のない、まさに「生きるか死ぬか」の男らしいイェーガーである。

「コヨーテ・タンゴ」

国籍:日本
配備:2015年12月30日
全長:85メートル
重量:2,312トン

パイロット:???


「コヨーテ・タンゴ」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC

「コヨーテ・タンゴ」
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC

 第1世代のイェーガー。ちなみに日本には、この機体以前に「タシット・ローニン」というイェーガーも存在したようだ。2体のKAIJUを撃破しているが、東京を襲ったKAIJU「オニババ」との戦闘で復帰不能なまでに大破したもよう。このときの戦闘が、マコの人生を大きく変えることになる。核を動力とするが、旧式でシールド機能が未熟なため、操縦者の肉体が徐々にむしばまれてしまう仕様となっている。両肩に装備されたキャノン砲が、いかにも日本の某アニメ作品のメカを思わせる。

 ゴジラ映画が公開されなくなり、スクリーンで怪獣を目にする機会が減りつつある昨今。『パシフィック・リム』は、その日本の特撮やアニメで育ったデル・トロ監督が、その愛をタップリ詰め込んで贈る一本だ。また現在ハリウッドでは、『ゴジラ』のリメイク企画も進行中。先日クランクアップを迎え、来年5月の全米公開が予定されており、逆輸入の形で、再び日本に熱狂的な怪獣ブームが訪れることに期待したい。

KAIJUナイフヘッド
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDIsNG,LCC
映画『パシフィック・リム』は全国公開中
構成・文:シネマトゥデイ編集部・入倉功一

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