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脚本家スト激化中!ピープルズ・チョイス・アワード授賞式に出演したら追放!

脚本家スト激化中!ピープルズ・チョイス・アワード授賞式に出演したら追放!
脚本家スト激化中! - 写真:神津明美

 1975年よりアメリカCBSネットワークで放映されているピープルズ・チョイス・アワードは、ファンがじかに投票を行える唯一のアワード(賞)番組として親しまれている。日本での知名度は低いが、アメリカでは映画・音楽ファンはもちろんのこと、スターたちにも、「大衆が選んでくれるため、ある意味で一番うれしい賞」として人気の高いアワード番組である。

 女優のクイーン・ラティファを司会に迎え、盛大に行われるはずだった今年のピープルズ・チョイス・アワードは、昨年12月半ばに入り、脚本家組合と同志である全米俳優組合(SAG)が、「脚本家組合ストに全面協力する」という指針を打ち出したため、ピンチに追い込まれた。SAGは組合員である俳優たちに向けて、「ピープルズ・チョイス・アワード参加を一切認めず」という厳しい姿勢を打ち出し、同じ志の組合員として全面的に脚本家組合に協力するように、との通達を行った。これにのっとると、大賞を取ろうが名誉賞を取ろうが、ストライキのバリケードを超えて授賞式に出演した俳優は、ジョニー・デップだろうがジュリア・ロバーツだろうが組合を追放されてしまう……ということである。

 ファンがせっかく選出したスターたちが姿を現さない授賞式中継……。これでは番組も何もあったものではない。しかしそこでメゲていられないのがネットワークのお偉方たちである。すでに去年から、この高視聴率番組に向けて、何百万ドルというお金がスポンサーとネットワーク間でやり取りされているわけで、関係者たちはメゲている暇などない、というのが実情だ。ピープルズ・チョイス・アワード放映にあたっての最高責任者であるフレッド・ネルソン氏はこう語る。「実は非常にエキサイティングな状況なのです。これはファンが作るファンのための賞番組です。これを機会に、ファンの皆さんがスターたちをより身近に感じられるような趣向を凝らすことにしたんです!」

 その趣向とは、何とスターの自宅、ロケ先、あるいはバケーション先からの衛星録画中継というもの。 これなら授賞式会場に設置されるストライキのバリケードを超えずに、スターたちが授賞式に顔見せできる……というわけである。

 ちなみに似たような状況にあったのは、28年も前のこと。1980年の全米俳優組合のストライキ中に行われたエミー賞授賞式では、パワーズ・ブース(テレビドラマ「24」で副大統領を演じた俳優)が唯一の受賞者として出席……というサムい状況になった。

 2008年に入り、各授賞式ラッシュが目前に迫った今、ストライキの及ぼす影響がさらに波紋を広げることが、アメリカでは懸念されている。


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