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バリー・ボンズやマーク・マグワイアまで…スポーツ界が抱える薬物問題を元重量上げ選手が描く!

バリー・ボンズやマーク・マグワイアまで…スポーツ界が抱える薬物問題を元重量上げ選手が描く!
元重量挙げ選手、クリストファー・ベル - 写真:Nobuhiro Hosoki

 今年のサンダンス映画祭で話題になったドキュメンタリー映画『ビガー、ストロンガー、ファースター』(原題)について、クリス・ベル監督に話を聞いてみた。本作はアメリカのスポーツ界で問題となっているステロイド使用についてのドキュメンタリー作品だ。“より大きく、強く、速く”という、勝つことのみで評価されるアメリカのスポーツ界の定義がステロイド使用という問題を通して描かれていく。

 監督のクリスは、3兄弟の次男として育ち、学生時代は州を代表する重量挙げ選手として活躍していた。だがもともと体が小さかった彼は、自分の能力に限界を感じていた。そんなある日、クリス監督は体格のいい2人の兄弟がステロイドを使用していることを知る。

 クリス監督はカメラをまず家族に向けた。カメラが向けられることに家族は何の抵抗もなかったのだろうか? 「彼らは、『質問したいことは何でも聞いてこい。編集も自分が伝えたいやり方で製作して、家族のことは気にするな』と全面的に協力してくれたよ」

 撮影はバリー・ボンズやマーク・マグワイアなど球界人だけでなく、シルヴェスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガー、プロレスラーのハルク・ホーガンなどを含めたスポーツ全般に渡った。陸上選手のカール・ルイスとベン・ジョンソンには直接インタビューを行い、1988年のソウル・オリンピックでのドーピング事件について追求している。

 参考にしたドキュメンタリー作品についてクリス監督は「マイケル・ムーアのようなしっかりとした3部構成の映画にも影響は受けたけど、映画『キャプチャリング・ザ・フリードマン』(原題)のような、両サイドの人に話を聞き、それぞれ違った問題点を浮き彫りにさせるような作品がとても参考になったよ」と語ってくれた。

 このほかにも本作では、薬の影響や過剰なメディアの反応、雑誌の写真の改訂などにも触れ、実に興味深い観点からステロイドを知ることができる。(取材・文:細木信宏)

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