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衝撃の映像!ヒーローが殺されていく!「ウォッチメン」の映像が日本でお披露目!

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顔のない謎の男、ロールシャッハ-映画『ウォッチメン』より
顔のない謎の男、ロールシャッハ-映画『ウォッチメン』より

 映画化不可能といわれていたグラフィックノベルを映画化した映画『300 スリーハンドレッド』の監督、ザック・スナイダーが全世界から注目を集めている映画『ウォッチメン』の新作プレゼンテーションで来日し、その驚くべき映像も披露した。

 「ウォッチメン」はJKFの暗殺、ベトナム戦争、アポロ計画など70年代の歴史的事件を背景に描かれる伝説的人気を誇るグラフィックノベルだ。さまざまなスーパー・ヒーローが殺害され、アメリカとソ連が一歩一歩核戦争に近付いていくというシリアスな展開。そのあまりに壮大なスケールから、『300 スリーハンドレッド』同様、映像化は不可能といわれ、いままでも何度か映画化が話に上るも立ち消えになっていた。

 ザック監督自身も今回のオファーは一度断っているらしい。しかし、いまなぜこの映画を撮る気になったのだろうか。「この映画では、スーパー・ヒーローが警察の役目を果たしている。それってどこかの国と似ていないかい?」といきなりこの映画の本質に迫った。『スパイダーマン』や『バットマン』など、いまさらヒーローものには食傷ぎみなのでは? との声も多く聞こえるが、ザック監督自身はこの映画はアンチ・ヒーロー映画だと断言する。また、アメコミとは違いグラフィックノベルは読者の年齢層が高く、内容がシリアスなものだということで一線を画しているという。 

 この日上映された合計30分近いフッテージ映像は、ザック監督の映像の特徴でもある、早いアクションがスローになり、まるで劇画のように強調された映像が観るものを魅了した。70年代の政治的事件も丁寧に再現され、スーパマンもどき、バットマンもどきが窮地に陥っていく姿がなんとも印象的だ。全米ではすでに2009年3月6日の公開が決まっている。

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