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マイケルさん、司法解剖の経過が正式発表-専属医はデメロールの使用警告

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搬送されているマイケルさん
搬送されているマイケルさん - Photo:Splash/アフロ

 アメリカ西海岸時間6月25日の午後、50歳でこの世を去ってしまったポップ界のキングであるマイケル・ジャクソンさんの司法解剖が行われ、現地時間26日3:00過ぎに途中経過が正式発表された。

 ロサンゼルス司法検視官のスポークスマンによると、外傷などはなく、他殺でないことは間違いないようだが、死因については薬物検視なども含めたテストがまだ残っているため、最終的な結果がでるのは4週間から6週間後になると発表した。

 マイケル急逝から一夜が明けた巷では早くもマイケルの死因についてうわさが飛び交っている。マイケルが心臓まひを起こして意識不明になる直前に、マイケルはお抱えの医師コンラッド・マリイ氏よりデメロールという強度の鎮痛剤を注射してもらっていたとの情報があり、ひょっとするとこの大スターの死もヒース・レジャーやナコール・スミスのように薬物過剰投与によるものか……と界隈はますます暗い気分に包まれている。

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 マイケルがロンドンでの大ツアーに向けて猛特訓をしていたこと、そして彼には鎮痛剤依存症の気があったことは業界内では知る人ぞ知る事実である。猛特訓の末に持病の腰痛が悪化して鎮痛剤の量を増やしていたかもしれないという見方も濃厚だ。

 マイケルと長年親しくしており、ドクターでもありスピリチュアルなライフ・コーチとしても名の高いディーパック・チョプラ氏によると、「以前マイケルから鎮痛剤の処方せんを書いてくれるように頼まれたことがあった」という。チョプラ氏はそのときマイケルに「どうして鎮痛剤なんかいるんだい?」と聞いたところ「大したことはないからとにかく……」という感じだったらしく、チョプラ氏が「常用をしているのか?」と問いただしたところ否定されて、「ほかにも痛みに立ち向かう方法があるんだよ」と諭すと、それ以来しばらく連絡不通になってしまったという。

 「マイケル急逝のニュースを受け取った時、真っ先に脳裏をかすめたのはそのときのことで、薬物の過剰摂取に違いない、と思った」と同氏はテレビのニュース番組で語った。

 マイケルは晩年、幼児虐待などの疑いで裁判にかけられて多額の示談金を払う羽目になったり、事業に失敗して邸宅だったネバーランドを抵当にいれるなどして苦労の連続で現在、彼の残した借金は約5億ドル相当にのぼるという。だがマイケルはそんな苦境にもめげず、ロンドンで予定されている延べ50か所ツアーを非常に楽しみにして大いに張り切っているところだった。

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