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日本映画史上初!実際の出産シーンが無修正で映倫審査通る! ただし18禁に

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映画『無防備』ポスター
映画『無防備』ポスター

 第30回PFFにてグランプリ含めた3部門を受賞し、さらに第13回釜山国際映画祭コンペテシィョン部門でも見事グランプリに輝いた映画『無防備』の出産シーンが無修正で映画倫理委員会(映倫)の審査を通った。

映画『無防備』

 監督はPFF出身の日本映画新世代、気鋭の市井昌秀。PFFの出身者には、「ぐるりのこと。」橋口亮輔、「フラガール」李相日、「かもめ食堂」荻上直子など日本の映画界で活躍するそうそうたる顔ぶれが名を連ねる。

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 問題の出産シーンは物語のクライマックス。実際に監督の妻の出産を正面からカメラに収めている正真正銘本物の出産現場だ。非常に感動的に描いた衝撃作だが、やはり出産のシーンは刺激的過ぎるということで、映倫から、「大人向きの作品で、極めて刺激的な出産場面がみられ、標記区分に指定します」ということでR-18指定を受けた。しかし、実際の出産シーンが無修正で映倫の審査を通ったのは異例中の異例だ。その背景には本作が国内外の映画祭で高い評価を受けその芸術性が認められたということになる。

 物語の主人公は主婦・律子。ある日、お腹の大きな妊婦の千夏が、パートとして工場に入社してくるところから物語は展開する。律子は千夏に親身になって仕事を教え、2人の間にはほのかなきずなが生まれつつあった。しかし夫との生活がうまくいかない律子は、千夏が夫と幸せそうに過ごす姿を垣間見て、心を徐々に乱していく。その背景には、律子に起きた過去の不幸な出来事が関係していた。

映画『無防備』は、10月10日よりシネマート新宿にて公開

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