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キアヌ・リーヴス、新作映画記者会見で『ハートブルー』共演の故パトリック・スウェイジさんについて語る

第34回トロント国際映画祭

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キアヌ・リーヴス
キアヌ・リーヴス - Photo:Akemi Nakamura

 トロント国際映画祭に出品された映画『ザ・プライベート・ライブス・オブ・ピッパー・リー』(原題)に出演したキアヌ・リーヴスが記者会見に出席し、映画『ハートブルー』で共演した故パトリック・スウェイジさんについて語った。

 先日、すい臓がんでこの世を去ったパトリックさんについてキアヌは、「スカイダイビングのシーンを一緒に撮影したときに、パトリックは飛行機から何度も飛び降りなくてはいけなくて、確か30回はやらされたと思うんだ。最終的には、これ以上やってはいけないというところまでやらされた。だけど、彼はまるで嫌な顔ひとつせずに役に打ち込んでいたんだ」と話し、また「彼は本当に美しい人だったし、アーティストだった。人生でさまざまな経験をすること楽しんでいた。だから彼はとても充実した人生を送ったと思うよ」としみじみと語った。
 
 『ザ・プライベート・ライブス・オブ・ピッパー・リー』(原題)は、ロビン・ライト・ペンが主演を務め、キアヌ・リーヴス、モニカ・ベルッチジュリアン・ムーアウィノナ・ライダー、そしてブレイク・ライヴリーが共演、プロデューサーはブラッド・ピットという、ハリウッドの超豪華なスターが集結し作られた作品だ。監督は、劇作家のアーサー・ミラーの娘にしてダニエル・デイ=ルイスの妻でもある、レベッカ・ミラー。女優としても活躍する彼女だが、この作品の同タイトル小説も執筆。本作では脚本も書くという思い入れのある作品。ロビンの演じる主人公は、セックスやドラッグに明け暮れ、自由奔放な人生を送り、若くして30歳年上の敏腕編集者と結婚した。しかし、彼が心臓発作を起こしたことがきっかけで、マンハッタンから郊外の老人ホームに引っ越ししたことで人生が変わる……。現在43歳のロビン・ライト・ペンは、「一生に一度巡り合うかどうかの素晴らしい役」と作品への愛を語った。(取材・文:中村明美 Akemi Nakamura)

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