マライア・キャリーがノーメーク状態で出演したオスカー有力作品について語る!

第34回トロント国際映画祭

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汚名返上のマライア・キャリー - Photo:Akemi Nakamura

 カナダで開催されているトロント国際映画祭で、マライア・キャリーレニー・クラヴィッツが出演する映画『プレシャス:ベイスド・オン・ザ・ノベル・プッシュ・バイ・サファイア』(原題)の記者会見がフォー・シーズンズ・ホテルにて行われた。

 今年のサンダンス映画祭にて観客賞と大賞を受賞した本品の会見には、インディペンデント作品にも関わらず、マライア、メアリー・J.ブライジ、そしてアメリカで最も影響力があり、長者番付も常連のテレビホスト、オプラ・ウィンフリーなどそうそうたる人物が登場。思わず司会者も「これは歴史的な瞬間だと思う」とコメントしたほどで、今年のトロント映画祭でも最も豪華な記者会見として話題だ。

 本作は、16歳の黒人の女の子が、性的、精神的虐待を家族から受け、それでも家族以外の人々、学校、ソーシャル・ワーカーなどの手助けを受けながら、なんとか立ち直ろうと努力する感動のドラマ。マライアが演じたのはソーシャル・ワーカーで、終盤に重要なシーンがあるのだが、その撮影については「上から光が当たるのはとても嫌いなの。監督はそれをわかっているのに、わざとわたしをイジメて楽しんでいたわ(笑)」と語った。しかしリー・ダニエルズ監督は、「マライアの演技は予想以上」と絶賛し、「僕に隠れてほお紅を付けようとしていたから、それは絶対にダメ! とは言った覚えがあるよ」とコメントした。

 実際マライアは、スクリーン上はほとんどノーメークに見え、目の下に影なども出ている。髪もダーク・ブラウンで、いつものゴージャスなイメージを捨てての演技。実はあのオスカー女優であるヘレン・ミレンの代役で引き受けたという経緯がある。出番は少ないながら、本作で映画『グリッター きらめきの向こうに』の際に受賞してしまったラジー賞ワースト主演女優賞という汚名は返上したといえるだろう。
 
 これだけの著名人にサポートされ、すでにオスカー有力候補のうわさも立ち始めている本作。記者会見では、自分たちの子ども時代の思い出を語り、思わず涙を流す出席者も。また曲を提供したメアリーは、性的虐待を受けた過去の経験を重ねて曲を書いたと明かすなど、会見は終始熱を帯びたものとなった。(取材・文:中村明美 Akemi Nakamura)

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