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観客が投入した現金の合計で観客賞が決定!ミラノ映画祭のユニークなコンペ作品審査

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自分の作品に高額を投入して、受賞してもむなしいだけなのでやめた内藤監督
自分の作品に高額を投入して、受賞してもむなしいだけなのでやめた内藤監督 - Photo:Harumi Nakayama

 イタリアで開催中の第14回ミラノ映画祭の観客賞は、ユニークな方式で選ばれる。通常、多くの映画祭では作品上映後、投票用紙に「グッド」や「バッド」と書かれた文字の所に切り込みを入れて投票する。だが本映画祭での判断基準は、現金の額。観賞後、観客は作品毎に作られたボックスに、好きな金額のコインを投入するのだ。その総金額によって観客賞が決まるのだが、集まったお金は賞金としてすべて、受賞監督に授与される。

 「とはいえ、コインだから大した金額にはならないわよ」と映画祭スタッフは言う。 コンペティション部門に日本から唯一参加している、映画『不灯港』の内藤隆嗣監督は、「じゃあ、自分で500ユーロぐらい投入したら、観客賞は『不灯港』で決まりですね」と姑息な自作自演行為を試みたが、受賞後の虚しさを考えて断念した。

 観客賞の結果は、現地時間20日にコンペの受賞結果と共に発表される。なお、コンペの優秀作品賞には5000ユーロ(約67万円)が贈られる。(取材・文:中山治美)

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