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平日上映分も売り切れの人気、元グッチのデザイナー監督の映画『シングル・マン』-ロンドン映画祭

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コリン・ファース夫妻
コリン・ファース夫妻 - Photo:Yukari Yamaguchi

 『シングル・マン』のイギリス・プレミアが第53回ロンドン映画祭で開催された。トム・フォード監督のほか、夫人を伴った主演のコリン・ファースや、共演のニコラス・ホルトらイギリス人キャストがレッドカーペットを飾った。

 本作は、グッチを経て自身の会社を立ち上げたファッション・デザイナーのトム・フォードの初監督作として注目を集めているもの。登場人物のファッションやインテリアなど、随所でデザイナーらしいセンスが楽しめるほか、ゲイの教授を演じたコリン・ファースの演技も高く評価され、オスカー獲得かとの声も出ているほど。4回の上映がある同映画祭で、平日分も売り切れになるほどの人気を集めている。

 レッドカーペットに最初に現れたのは、教え子役を務めているニコラス・ホルト。『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテルなども出演した英テレビドラマ「スキンズ」で主演もしているが、ヒュー・グラントと共演した『アバウト・ア・ボーイ』の子役時代が印象に残っているファンも多いよう。ハンサムな青年となった姿に「すっかり大きくなったねえ」という感嘆の声がファンの間から聞こえていた。

 ホルトの後には、ビルドアップされた体にぴったりと仕立てられたボディコンシャスなスーツ姿のトム・フォード監督が登場。人気俳優たちに負けないほどの華やかな雰囲気を漂わせていた。続いて、主演のコリン・ファースが美しいリヴィア夫人とともに現れ、ファンを一層喜ばせた。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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