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日本を代表する名優・役所広司と佐藤浩市、武士道と人間の哀れを語る!

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橋の上で撮影待機中の佐藤浩市
橋の上で撮影待機中の佐藤浩市

 現在、鋭意撮影中の時代劇映画『最後の忠臣蔵』。この作品で生き残った二人の赤穂浪士を演じている役所広司佐藤浩市に、撮影現場で話を聞いた。この作品で役所は討ち入り前日に逃亡し、町人の姿に身をやつして生きる男・瀬尾孫左衛門を演じ、佐藤は討ち入り後に生き残らされた男・寺坂吉衛門を演じている。

 杉田成道監督をして、「国際的に通用する俳優。役に対する入り方が違う」と言わしめた役所。約7キロ減量し、撮影に臨んだという。撮影当日役所は、ざんばら髪をひとつに結び、無精ひげを長めに生やした姿で現れた。「生き残った二人の男同士の友情が目玉です。何があっても武士で居続ける気持ちをもつ瀬尾孫左衛門の生きざまは、自分と同じ日本人でこんな人間がいたんだと思うだけで、日本人であることに誇りが持てるような男だと思います」と自らの役柄について語る役所。時代劇だからこそ描ける、武士の精神を体現しているようだった。

 一方、髷(まげ)をきちんと結い、武士らしい格好をしている佐藤は「武士道うんぬんというよりはより人間に近いものにしたかった」と語る。「台本を読み、『死に損なっているというより、生き損なっている人間たちの哀れという解釈で演じたい』と監督に相談しました。偏った生き方をせざるを得ない人間たちの不幸を、アイロニカルに演じたかった」と独自の解釈を語った。

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 武士の誇り、武士の哀れを描く映画『最後の忠臣蔵』。広く知られた「忠臣蔵」のサイドストーリーを描く本作で、日本を代表する俳優たちが、どのような演技を見せてくれるのか、楽しみだ。

映画『最後の忠臣蔵』2011年正月第二弾全国公開

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