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放射性物質を盛られ暗殺されたロシアの元スパイの実話をワーナーが長編映画化

放射性物質を盛られ暗殺されたロシアの元スパイの実話をワーナーが長編映画化
病院で亡くなる直前のアレクサンドル・リトビネンコ氏 - Natasja Weitsz / Getty Images

 2006年にイギリスのロンドンで放射性物質を盛られ暗殺されたロシア連邦保安庁(FSB)の元幹部アレクサンドル・リトビネンコ氏の映画が、この度ワーナー・ブラザーズのもとで製作されることになった。

 現在、この映画のタイトルは未定だが、脚本兼監督に『フェイク』や『コレラの時代の愛』のマイク・ニューウェルが担当することになっている。原作は、ニューヨーク・タイムズ紙のロンドン支局長アラン・コーウェルが執筆した「The Terminal Spy」がベースになるようだ。ちなみに、ドキュメンタリー映画では、アンドレイ・ネクラーソフの映画『暗殺・リトビネンコ事件』が制作され、さらに現在ソニー・ピクチャーズも、マイケル・マン監督と組み、リトビネンコ氏の妻マレーナが執筆した小説を映画化することを企画しているようだ。

 リトビネンコ氏は、1998年にロシア連邦保安庁(FSB)の同僚7名と記者会見を開き、局長のエフゲニー・ホホリコフと大佐のアレクサンドル・カムイシュニコフの二人から、ポリス・ペレゾフスキーとミハエル・トレパシュキンの暗殺を口頭で指示され、命令を拒否したことを発表。さらに彼は、FSBの一部の幹部職員が契約殺人や政治的な脅迫にFSBを利用していることも告発したために、それ以降脅迫を受けていた。いったん、彼は権限踰越の容疑で逮捕され拘置所に収監されたが、無罪になり、その後イギリスに亡命し、本を執筆したり、取材なども受けていたことがあった。

 だが、2006年ロンドンの寿司屋で、イタリア人教授マリオ・スカラメッラと名乗る人物と会食後、体調が悪化して病院で亡くなる。後に、放射性物質のポロニウムが大量に検出されていた。この事件で、英政府から容疑者で元KGBの職員アンドレイ・ルゴボイの身柄引き渡しを要求したが、ロシアの憲法によりロシア市民の受け渡しはできないと拒否、その後、両方が外交官を追放するなどの国際問題にも発展していた。さらに、この容疑者とされたルゴボイは、2007年にロシア自由民主党で議席を獲得している。


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