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ジェームズ・キャメロン監督が企画している原爆をテーマにした映画の原作が出版停止

ジェームズ・キャメロン監督が企画している原爆をテーマにした映画の原作が出版停止
果たして映画製作はうまくいくのでしょうか? -ジェームズ・キャメロン

 大ヒット映画『アバター』のジェームズ・キャメロン監督が、原爆被爆者に関する映画製作を構想しており、二重被爆者として初めて公式認定された山口彊(つとむ)さんと昨年12月に対面したことが明らかになったが、どうやら同作の製作に暗雲が立ち込めてきたようだ。

 3月2日(現地時間1日)、映画の原作になると発表されている作家チャールズ・ペレグリーノのノンフィクション小説「ザ・ラスト・トレイン・フロム・ヒロシマ:ザ・サバイバーズ・ルック・バック」(原題)の出版を停止すると、同小説を今年の1月に刊行したヘンリー・ホルト&カンパニーが正式に発表した。

 同小説をめぐっては、出版後に多くの疑問の声があがっており、先月末にペレグリーノ自身が、原爆投下機と一緒に飛行していた航空機に関して虚偽の主張を記載したことを認めている。そして、同小説に登場している原爆投下時の広島に住んでいたという二人の人物が、実在したか確認できないこともいわれていた(マティアス神父の葬式を主宰したという、イエズス会員の学者John MacQuitty ジョン・マッキュイティの2名)。また、ペレグリーノの経歴の信ぴょう性にも疑いの声があがっており、彼はニュージーランドのウェリントンにあるビクトリア大学で博士号を取得したと発表されているが、彼の卒業を証明するものが何もないことが明らかになった。同小説は、すでに1万8,000冊が市場に出回っており、小説を購入した読者や販売店からの返品と返金に応じるとしている。

 ペレグリーノとキャメロン監督がどのように出会ったかは不明だが、二人は友人関係にあり、ペレグリーノの小説「ゴースト・オブ・ザ・タイタニック」(原題)と「ザ・ジーザス・ファミリー・トゥーム」にキャメロン監督は前書きを贈っており、ペレグリーノは映画『アバター』のアドバイザーとしても起用されている。映画は、ペレグリーノの長年に渡る原爆の被爆者とアメリカ軍のパイロットたちへの取材により構成された同小説をもとに、原爆の恐怖や平和へのメッセージを世界中に送るチャンスであると期待されていただけに、今回の出版停止はとても残念である。


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