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小栗旬と長澤まさみが7年ぶりに本格的山岳映画で共演!長澤は30センチ髪を切って役づくり

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7年ぶりの共演となる長澤まさみ(左)と小栗旬
7年ぶりの共演となる長澤まさみ(左)と小栗旬 - (C)「岳」製作委員会

 山の厳しさをリアルに描き2008年の第一回「マンガ大賞」や2009年の第54回「小学館漫画賞」を受賞し、現在までに累計発行部数240万部突破した大ヒットコミックが、映画『岳-ガク』として主演に小栗旬、ヒロインに長澤まさみを迎えて2011年に公開されることが配給元の東宝から発表された。小栗と長澤は2003年公開の映画『ロボコン』以来、7年ぶりの共演となる。

 もともと原作コミックのファンであったという小栗は三歩役の出演オファーに歓喜し、並々ならぬ意気込みで撮影に臨んだ。昨年末から3か月にわたる真冬の山岳トレーニングを始め、一緒にトレーニングを始めたスタッフの誰よりも早く山岳スキルを身につけたらしい。

 そのあまりの上達の早さに、当初予定になかったアイスクライミングや懸垂下降といったトップクラスの山岳技術を要するシーンが追加されることになったほどだ。総重量50キログラムの装備でアイスウォールをアックスで登る姿が「原作コミックの三歩そっくりだ」と製作陣も驚嘆するほどだったという。そんな小栗、実は高所恐怖症だったというから驚きだ。

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 小栗は、「原作の大ファンで全部読んでいました。役づくりは、撮影前にできる限りのクライミング練習を積みました。実は、高所恐怖症を克服することから始めているのですが、山に入ってからは、自然に山が大好きな三歩の気持ちになっているので不思議です。今は山を走り回りたい気分。何よりも無事に撮影を終えることを一番に頑張ります」と意気込みを語った。

 またヒロインの椎名久美役を演じる長澤まさみは、役づくりのために髪をバッサリ30センチもカットし、小栗同様にクライミング訓練や真冬の山岳トレーニングを積み、こちらも気合い十分。大自然の猛威に翻弄(ほんろう)されながらも、たくましく成長していく新人女性救助隊員を体当たりで演じている。

 そんな並々ならぬ役づくりに挑んだ長澤は、「髪の毛を30センチ切りました。すごく勇気が要りましたが、気持ちが切り替わりました。山では体力の限界を感じたり、精神的にも不安定になって、自分との戦いだと思うけど、わたしもいつも一生懸命な久美ちゃんに近づいていきたいと思います。『岳-ガク-』は、山で起こる、想像以上の出来事がたくさん描かれていて、多くの人に山のことを知ってもらえる映画だと思うので、自分でも楽しみです」とただのヒロインではないことが長澤の言葉からも伝わってきた。

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 メガホンを取ったのは、テレビドラマ「パズル」(テレビ朝日)、「モップガール」(テレビ朝日)、「花より男子」(TBS)などの数々のヒットドラマを手掛けてきた片山修監督。劇場公開作品では『ヒートアイランド』(2007)に続き2作目となる。音楽は映画「ALWAYS三丁目の夕日」(2005)や「龍馬伝」(NHK)の佐藤直紀が務める。

 撮影は去る3月14日に八ケ岳でクランクイン。今後は八方尾根、奥穂高岳、立山連峰など標高3,000メートル級の名峰並び立つ日本アルプスを舞台に過酷な雪山ロケを行い、6月クランクアップ予定。公開は2011年予定だ。

 作りものでない本物の大自然の厳しさの中で、二人の真剣勝負の演技によって、迫力ある映像に仕上がることが十分期待できそうだ。

映画『岳-ガク』は2011年公開

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