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加山雄三、「お前は白紙でいいからな」と黒澤明監督に溺愛された思い出語る

加山雄三、「お前は白紙でいいからな」と黒澤明監督に溺愛された思い出語る
加山雄三とスクリプター・野上照代氏

 27日、TOHOシネマズシャンテにて『黒澤明-生誕100周年記念-特別上映』と題した特集上映を記念したトークショーが開催され、映画『椿三十郎』『赤ひげ』の黒澤作品に出演した加山雄三、映画『羅生門』以来19作品のスクリプター・製作として参加した野上照代の2人が、故・黒澤明監督の心温まるエピソードを披露した。

 ピンと張った背筋で颯爽(さっそう)と登壇する加山。「いつまでも若大将ですね」という司会者の声には「いやぁ、もう孫も2人のジジイ大将ですよ」と会場の笑いを誘ったが、そんな姿もさまになっている。

 そんな加山は、黒澤監督との思い出を語りだすと、話が止まらなくなる。初めて出演した映画『椿三十郎』では撮影本番中に眠ってしまうという失態を披露。でも「加山、眠いのか?」という監督の問いに「眠いです」と素直に答えると「じゃあ、加山のために休憩!」と言って3時間も休みになったという。これを聞いた野上は「本当に監督は加山さんには甘かったから」と懐かしそうな笑顔を見せた。

 次作出演となった映画『赤ひげ』では「加山、お前は白紙でいい」「とにかく飯をたくさん食え」と親さながらに気にかけてくれたという。また、撮影中、カメラが近くにないのを確認し、鼻くそをほじっていたら「お前、鼻くそなんてほじってるなよ」と望遠レンズで突っ込みを入れられたというエピソードも明かした。

 その後、ドラマ「若大将シリーズ」や歌手として成功し、テレビへの出演が多くなったため、黒澤作品への出演はなくなってしまったが、そんな加山にも「お前、テレビに殺されるなよ」と常に気に掛けてくれたと言う。

 「僕の中で心から尊敬し、先生と呼べる存在は黒澤監督だけです」という加山の視線は黒澤に対する愛でいっぱいだった。また、トークショー終了後の囲み取材でも「芸能生活50周年を迎え、また新曲も出しますが、こうして今、ここにいられるのも黒澤監督のおかげです」としみじみと語っていた。

 『黒澤明-生誕100周年記念-特別上映』はデビュー作『姿三四郎』(1943年)から、遺作となった「まあだだよ」(1993年)までの監督全30作品(大坂では29作品)を期間限定で上映! 史上初となる一挙上映により“世界のクロサワ”が思う存分堪能できる。

 『黒澤明-生誕100周年記念-特別上映』は3月27日~4月16日まで日比谷・TOHOシネマズシャンテ、4月17日~5月7日まで大坂・敷島シネポップにて上映。


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